東証日経平均4万超えの理由 経済は低迷
3月4日、日経平均が初めて4万円
を突破した。米国経済の好調と AI
技術による半導体需要、過度な円
安による外国企業外国人人投資家
の爆買いである。198円41銭高4万1
09円23銭、東証指数2706.28でー3.1
4、出来高18億5955万株も、東証プ
ライム(旧1部)は1/4上昇、3/4下落
という厳しい結果になった模様。
米国株価ダウが39000ドル、米国株
価ナスダックも15000ドル、米国経
済好調と半導体需要関連銘柄高騰
で外国企業外国人投資家が日本株
を買い漁った。売買株外国投資家7
割で日本投資家は3割にすぎない。
日本人向け新NISAも9割が米国株、
日本株が回復したとはいえない。
東証日経平均株価が上昇した理由
1低金利金融緩和政策過度な円安
2米国経済景気好調で株価急上昇
3生成AIによる半導体需要増大
4輸出製造業界による好調な業績
5中国市場から日本市場にシフト
6外国企業、外国人投資家の投資
7株価等を意識した経営の国際化
8自社株買い等株式増資にシフト
9円安景気低迷で日本株の割安感
10日銀の国策で東証株を買い支え
11インフレによる価格転嫁促進へ
12賃上げ増加や生産設備投資増加
約8割が割安感であり、PER(株価
1株あたりの倍率)で、半分が1未満
で、日経平均225社で約16倍で半導
体業界は約50倍である。半導体業
界で4割や輸出製造業で3割上昇し
たことも日経平均を押し上げた。
しかしながら、日本経済は横ばい、
GDPは1996年(608兆円)、賃金では、
1996年(580万円)を最高値に、伸び
ていない。設備投資も1993年108兆
円、消費も1996年412兆円をピーク
に減少傾向である。労働人口は高
齢者と女性人口が増えた分、氷河
期世代の採用減で賃金が高値に延
びていない。米国はGDP3倍増加な
のに日本GDPは0.9倍(ドル0.4倍)だ。
バブル期とコロナ禍経済比較(円)
西暦・・1989年・2023年
人口・12358万12580万
出生・・・129万・・・76万
GDP・・479兆・・588兆
個人消費・331兆・・300兆
設備投資・102兆・・・98兆
土地資産3300兆・1300兆
個人資産1100兆・2100兆
金融資産2300兆・3700兆
東証時価・631兆・・941兆
企業全利益・18兆・・・72兆
大企業利益・・9兆・・・45兆
国家予算・・60兆・・113兆
税収・・・・68兆・・・71兆
赤字国債・230兆・1260兆
現金・・・・39兆・・120兆
大企業賃金402万・・458万
成長率・・5.8%・-0.4%
物価上昇率3.8%・・5.8%
日本経済回復は岸田首相退陣か
ら新首相の経済政策により果実を
得る時間が必要で数年後になる。
マイナス金利解除や金融緩和を中
止して伝統的経済正常化に転換し
なければ、経済は低迷したままだ
。労働生産性上昇、価格転嫁をして
付加価値商品転換により、賃金上
昇させる好循環をつくることだ。
それにより、新陳代謝することで、
日本経済、東証株価も上昇します。
新NISAが東証株の割合が上昇した
ら初めて日本経済が回復します。