前のお話
起業したいと思った頃、
私は、看護師として働いてた。
子供のころから、憧れて・・・
というわけじゃなかったけど。
今にしてみれば、
「手に職をつけて、安定した場所で働く。」
という、母親の価値観に
沿った、生き方をしていたのだ。
「寄らば大樹の陰」
母は、この言葉をよく使ってた。
何の後ろ盾も資格もなく
シングルマザーとして私たちを育てた
母の想いだったのだろう。
看護師がすごく嫌いってわけじゃないのに
苦しいという思いが
強くなっていったのだ。
上司との意見の対立
よくあることだけど
ここには、私の
「認めてほしい」という
思いが隠れてたことには
気づかなかった。
そんな時の、上司の一言が、
退職を決意させた。
「組織は、正しいかどうかなんて求めていない。
職位が上の人の立場を、守るところだ。」
え、どういうこと
私が正しいって思いつつも
助けないってことなの?
この言葉と一緒に
頭によみがえったのは
子供が退学した時に感じた
羨ましいという気持ちだった。
何か違うと、感じ続けていた違和感と
違うと思ったら
やめていいんだという思いが
素直に流れてきた。
それは、母親の価値観から
抜け出すことでもあった。
同時に、私自身が
手術をすることになって
残りの人生の質についても
改めて、考え直していた。
この違和感を持ったまま
残りの人生を
過ごしたくないという思いが
オーラソーマをお仕事をしたい
という思いに、繋がっていった。
*今ではオーラソーマは私の中に微塵もないけど
貧血の改善をしないといけなかったので
手術は、3ヶ月後に決まった。
私は、手術を受け
翌年の3月に退職することを決めた。
手術までの3ヶ月間は
退職した後の人生を
毎日考えながら過ごした。
そして、手術当日
手術中の検査の結果では
がんはなくなっていた。
子宮筋腫が大きく
内膜症もひどかったので
子宮は全摘することになった。
西洋医学的に考えたら
最初の病院と
セカンドオピニオンの病院の
検査結果が間違っていたってこと。
当時は、思考や感情、行動が
病気まで治すなんて
思ってもみなかったから
誤診だと思ってた。
けど、この時にどんなことが
起こっていたのか
のちに、思考だけで病気を治すっていう
メソッドに出逢って、納得できた。
こうして、起業については
何の勉強もしないまま
サロンのオーナーになった。
ホント、今考えると
ままごとレベルだったんだけど
当時は真剣だった。