今回の東京医大問題が明るみになったきっかけは、JAMP(日本女性医療者連合)がホームページ上で、「女性医師を「増やさない」というガラスの天井〜医師・医学生の女性比率に関する分析〜」(種部恭子理事の論考)を掲載し、医学部入学時にゲートコントロールされている可能性を示唆したことといわれています。


なんと、実はわたくし、いま話題のJAMPに、発起人として関わらせていただいていたのです(゚д゚)!!
(JAMPホームページ上の発起人には名だたる先生方のお名前が・・・)

ちょうど1年前頃、JAMP立ち上げの際、理事の先生方にお会いしたときは、かなり悩みを抱えていた時期だったので、折れていた心を思いっきり支えていただきました。

今回の件について、JAMPが声明文を掲載しましたので、ぜひごらんになってください。

今回の問題は、働く女性のライフイベント問題や主婦問題やハラスメント問題だけではなくて、もっともっと根深いものがあると思います。

「差別!ひどい!」だけではなく、男性でも女性でも、子どもがいても、いなくても、お互い認めあって、多くの人が意欲と自己肯定感を持って働ける社会になるためには?をいろんな人がいろんな立場で考えなきゃいけないと思うのです。。

レッドブル3本/日飲み、寝ずに、帰らずに働いていたあの頃は自分にとっては二度と戻れない輝かしい日々で、あのかけがえのない日々があったからこそいまの自分があるし、あの頃出会った先生やスタッフや患者さんには感謝してもしきれない。
それでも医療はほんとに果てしなくて、たとえあの働き方が続けられていても、あと何年、何十年働けば一人前になれる日がくるのかなと思ったりする。。

色々あって、妊娠初期で退職となったとき、仕事を失ったかなしみや仕事ができなくなる恐怖からなのか、あせって、妊娠中でも雇ってもらえる非常勤先を色々探して、妊娠36週まで働いて、そして産後すぐ働いている。

でも、分娩や手術や入院や緊急は担当していないから、「産婦人科医として仕事をしている」と胸を張っていえない自分もいたりした。
「あの激務のフルワークをしていなければ産婦人科医として仕事をしているとはいえない」なんていう潜在意識が自分のなかにあったことに気づく。。。

でもいまは、人間ドックや女性のヘルスケアに特化した診察を通して、逆に、激務のフルワーク環境では忙しすぎて気づけなかったことに気づけることができていて、いまはいまで充実している。

やっぱり、長く、楽しく、やりがいを感じて、仕事を続けていくには、多様性、ダイバーシティを認めることが必要なんだと思う。
(多様性・・・性教育業界でも頻出するワードですね笑)

以下、JAMP声明文を抜粋。
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 医師不足・過重労働は深刻で、多くの医師が過労死ラインを超えて働いています。
誰かが育児・介護などで休むと他の医師の負担が増すのは事実です。また、突然の呼び出しに備えて待機し深夜であっても緊急対応をするという無報酬労働が、この国の医療費を吊り上げることなく医療制度を支えています。
このような状況の中で噴出する不満は、ごく一部の女性医師のわずかな労働力低下に矛先を向けることにつながりやすく、今回も入学試験の点数操作の理由付けに使われました。
 今回の問題が明らかになったことを契機に、性別にかかわらず医師が健康を損なうことなく、意欲を持って働くことができる医療を維持するために、この国の医療のかたちについて国民的議論を行い、抜本的な医療制度改革を目指す段階に来ていると考えます。

 ダイバーシティを推進するためには、組織に根深く存在するハラスメントを根絶する必要があります。
 ジェンダーハラスメントの実態も明らかにし、優秀な女性医師が意欲を失い現場から立ち去ることがないよう、徹底したハラスメント根絶の取り組みがなされることを求めます。
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ちなみに以下は、わたしが妊娠中にもらった言葉φ(..)

「なんでそんなに働きたいの」
「働いてたら流産する」
「働いてたら出血する」
「コミュニケーションに問題がある」
「人格に問題がある」

まだまだ消化不良でうまく言えないのですが、いまとなってはこの言葉をもらえたことをほんとうに感謝していて、自分の役割を考えています。