人は生きていると

いろいろあるもので

そのつもりはなくても

失敗や間違いなど

痛いことをしてしまうことが

時に、ある。

私もある。

そんな時

いいよー、って

言ってもらえることもあれば

注意されることも

叱られることもある。

そんな時

うんと注意されて

うんと叱られたら

いいんだと思う。

注意される勇気

叱られる覚悟

持つといい。

しんどいけどねー（笑）

でも、不思議なことに
しんどいんだけど
どこか清々しいんだよ。

いろいろあるけど
はい、しました
私、それ、しました
って、潔く受け入れるとさ。

やっちまいました、って。

時には
相手の感情とかでね
必要以上に言われることも
あるかもしれないし

理由や事情があってのことで
言われて理不尽に感じることも
あるかもしれない。

それでも
それは一旦さておいて
まずは「しました」と
認めることがさ。

そっから先は後の話。

大人になればなるほど

言い訳に饒舌になり

私はそれができなくなっていった。

そもそも小さい頃から
親に叱られるのがこわくて
それを隠すために
すぐにバレる嘘を重ねていた。

そういう意味では
私は私がしたことに
向き合ったことが
なかったかもしれない。

目の前の事実から
逃げていたのだ。

事実を受け止める前に
受け止めたら起こるであろうことに
気持ちが向いてしまい

それを回避するために
策を巡らすことしか
できなくなっていった。

だからいつも苦しかった。

そういう時人は苦しいのだ。

注意される勇気

叱られる覚悟を持って

それを受け入れるということは

自分ってダメなんだって
自己評価を下げることじゃなく

自分が悪いと

自分を責めることじゃなく

どういう理由であれ

自分が何かを起こした

という事実に

向き合うということ。

そんなつもりじゃなかった…

ついうっかり…

これこれこういうことが重なって…

そんなのどうでもよくて

純粋に

「それをした」
「そう思われている」

ということを認めること。

それを受けて
傷ついていることもさ
受け入れちゃうんだよ。

そう、かなーり、かなーり
しんどいけど（笑）

傷ついたことを
とことん受け入れて
自分の責任で引き受けないと
人を悪者にしたくなる。

何かをやらかした時
私たちが一番恐れるのは

自分の行為そのもので
あることもあるけれど

罪悪感を喚起する
周りの誰かの反応だったり
責められているように感じる
叱咤や批判でもあると思う。

それほどつらいものはないから。

人から見たら
些細なことであっても
自分にとっては
その些細なことが

小さい、けれど
抜くことができないまま
じわじわと自分を痛くする
トゲのようなものに触れるし

自分の中では
地球がふたつに割れるくらい
重大な出来事に感じたりもする。

世界が真っ暗になり
絶望という言葉を
使いたくなるほど
打ちのめされることもある。

だから
勇気がいるし
覚悟もいる。

どんなに些細なことでも
自分のやっちまったを
ごまかさずに受け入れるのは。

そのまま受け入れる。

だからなんだの
だからこうだのと
なんの脚色もせず
ただそれとして受け入れる。

いろいろあるだろう。
理由も事情もあるだろう。
理不尽なこともあるだろう。

誰かの怒りや
なんらかの問題の
犠牲者になるようにと
言っているのではない。

物事をただありのまま
いい悪いもなくただ受け入れる

それをすると終わることがあり
始まることがあるってこと。

人が注意や叱咤を

受け入れ難いのは「痛い」からだ。

誰も人から

自分にNGが出ている話を

ゴキゲンでは聞けないだろう。

失敗や間違いなどをして

それが大変なことだと

一番わかってるのは

実は本人で

あぁ…

やっちゃった…

時には汗が吹き出し
心拍数はいきなり上がり。

そう思うだけでも

胸が痛むのに

そこに追い打ちをかけるように

人から注意されたり

叱られることがあると

開いた傷口に

粗塩を揉み込むようなもので

それはそれは苦しい。

それがイヤだから
自分で認めているからこそ
人は言い訳をしてしまうのだろう。

だろう、って
私がそうだったからさ（笑）

今もそういうとこ
ないとは言い切れない。

それでも。

物事や出来事は
それを正面からただ受け入れた時
初めて正しく終わる。

しかるべき形で終わる。

誤魔化すことや
言い訳することや
相手を悪者にすることで
使っているエネルギーを

そこで本来することに
しっかりと使えるようになる。

そして、その方が
最終的にはハッピーエンドになる。