今年54歳。
正直、体の衰えを感じる。

以前はそんな自分がイヤだった。

けれど、最近は
そんな自分もなかなかいいと思う。

そこには老いの美しさがある。

老いが美しいなど
かつての私なら
考えることはなかった。



まず顔の変化に直面(笑)

シワやたるみが気になったり。

 

体全体の皮膚はハリを失い
たるん、としたり

老眼になったり
体力がなくなったり

 

閉経したり
更年期障害があったり


寝不足だと起きられなかったり
電車で立っているのがつらかったり
疲れが抜けにくかったり
バランス感覚が衰えてふらついたり

それまでできたことが
できなかったり

年齢を重ねていくと、
確実に若い頃とは体が違ってくる。

 

 

 

今ジムでレッスンは受けてるけど
30代で受けてた頃とは違い
1年以上やってても
以前とは同じに動けてない。

 

若い人は
ぴょんぴょん跳ね
びゅんびゅん動くけれど
私はだいたい途中でバテる。

 

だから今は
動きを極めるよりも
時にはうまく抜きながら
楽しむ方に重点を置いてる。

 

昔のように
ガシガシ鍛えるのもやめた。

 

 

 

ケアやトレーニングで
なんとかなる部分もあっても

長く乗った車は
大切にしていても
それなりに古くなってくように

 

私たちの体も
それなりに老いを重ねてく。



老いとは失うことでもある。

若さであったり
美しさであったり
体力であったり
健康であったり

当たり前にそこにあったものが
なくなること。

それと、同時に
老いとは豊かになることでもある。


それらのものを失うことによって
別のものを得るのだ。

そう、それを
あきらめることによって。


それは、人生の宝。



私は、いわゆる、老いの片鱗を
自分の体で感じ始めて
それまではわからなかったことが
わかるようになった。

察することが
できるようになった。

それは
私よりも先に生まれた人達が
どんなふうに感じて
どんなふうに過ごして
どんなふうにしているか
ということ。



電車に乗ってて
混んだ電車の中座れず立ったままの
おじいちゃんやおばあちゃんを
見ることがある。

そんなおじいちゃんや
おばあちゃんを見かけたら

昔は

「あ、席を譲らなきゃ」

と思った。
時には見ないフリもした。

けれど、最近は

「立っててつらいだろうな。
 座ってほしいな」


そう思うようになった。

もちろん
自分がくたくたに疲れていたら
そのまま座っちゃうけど。

ねばならない、から
そうしたい、に変わった気持ち。

それは、自分の体験を通して
相手を察することができて
自然に生まれる気持ち。

人をおもんばかる気持ち。
かつてあったものを失って
手に入れたもの。

 


父と母の手。自分が撮った写真の中でもお気に入り。

 

 


母が介護施設に入所する前

 

転びそうになったところを
ぐいっと腕をつかんでひっぱったら
私の手形に青アザができて(笑)

そのアザを見た看護士さんが

家族が暴力を
振ったと思い
呼び出された俺
((((;゚Д゚))))


誤解は解けたけど(笑)



そして、説明があった。

高齢になると
血管が弱ってきて
外からの刺激で毛細血管が切れ
内出血してしまうのだそうだ。

ひどい時は、強くつかむと
皮膚がずる向けするとか。

わかってはいたけれど
母が老いたことを
あらためて強く感じた出来事。



以前、出張の帰りに
JRの最寄り駅で
エスカレーターから落ちたのも
バランスを崩してのこと。

昔なら体制を立て直して
落ちることなんかなかっただろう。

あの時思った。
体が衰えてるなぁ、って。

そして、人はみんな
こうして老いていくんだなぁって。



昔は
いかに体を作るか
いかに体を若く体を保つか
そんなことにばかり
気を取られていた。

もちろん
女性として大切なことだし
今も可能な限りしていきたこと。

それでも
それがすべてではない
そればかりが価値ではない
そう思うようになった。



老いには美しさがある。

私がそう思うのは
老いてこそわかる尊いものが
そこにあるから。

 

見えないけれど
確かにそこにあるものが
見えるようになるんだ。

(おばけとじゃなく・笑)

 

 

 

それは元々
人が本来持っていたもので
だけど、若い目には
見えなかったものなのかもしれないと
昔の自分を振り返って思う。

 

 


もちろん
そこにはつらいこともある。

父や母の介護に関わって
目の当たりにしたことも
いっぱいあった。

老いていく本人にも
それを見ている家族にも
苦悩があることは否めない。

それでも、結局、そこに
人間の美しさを見るのは
私達が愛そのものだからでは
ないだろうか。
 

あ、美しさを
見るって言ってもね
どろどろしてるのよ(笑)

その上で。



少しずつ衰えて
若い頃とは違ってきた自分の体を
愛おしく思う。

失ったからこそ
それが当たり前なのではなく
ありがたいものだったと気付く。

そして
この体になったから
わかったことがある。

それは、きっと
私だけの体験ではないだろう。



そこにある人間の美しさを
教えてくれた人生って
ホントいいモンなんだなって思う。

過ぎた若さゆえの美しさでなく
努力の結果維持したものだけでなく
老いてこその豊かさをたずさえ

これから
もっともっと出会うであろう
人間の美しさを味わいたいな。

この年齢の自分が大好きだと
思えるようになって

それがまた、こう、なんか
うれしいのだよ。

 

 

 

その上で最大限あがく(笑)

 

ちょっとでも
キレイでいたいな、って。

秘密兵器を手に入れました
それはまた今度

 

ちょっとでも
元気でいたいな、って。


ジムで体力キープしてます

 

 

 

今日は庭の草むしりデイ。

 

草むしりが
こんなに楽しいなんて

昔は思わなかった。

 

草をむしる母を見て
年寄りって
こんなんばっかやってるよね
って思ってたけど

 

とても豊かな時間だと
思うようになったよ。

 

 

 

 

 

 

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