文サロの7月課題本は

 「文豪たちの悪口本」でした。

  文豪と言われる人たちのエネルギーは

こんな形で、あたらさまに出していたのか

 今の私たちにの世界観では理解に

苦しむことでもあるが、率直にはばかることなく

 出せた時代だった、驚くと同時に大らかな

時代の息吹も感じる。土台に信頼があったのか?

                      

空気のつたえる悪口

 

 家の近くに、小さなちいさな雑貨の店があった。

太ったおばあちゃんがつも店番をしていた。

私のおばあちゃんと同じくらいの歳だったと思う。

素麺や煙草など、陳列台には少しの品物が

並べられているだけ、駄菓子屋でもない。

戦後の物資のない沖縄の田舎だ、

それもありだった。

 

 4才くらいの頃だ、私は遊び相手がいなく、

ふらふらと子どもが集まる場所へ歩いていた。

 そして何気にその店の前に立っていた。

何か欲しいものがあったわけでもなかったと思う。

店のおばあちゃんは客のおばさんとお喋りしていた。

 

 私を見るなり、店のおばあちゃんは

客に接するように何か欲しいの?と聞いたが、

私は首を左右に振っただけで、たたずんでいた。

 おばあちゃんとおばさんは今までお喋りしていたが、

途端に声をひそめて、ちらちらと私を見ながら話した。

 

 そこまでの、記憶しかない。

その後多分今までと同じようにとぼとぼと家に

向かったのではないか。

 どのくらい後だったか、

あの時のおばあちゃんが私を見ながら

話したことが、カチッと何かとつながったのだ。

 

 今まで自分を取り巻く言葉にならない空気が、

音となって意味を持ってつながってきた。

 

 「この子が、○○(母の名前)の子よ」

 「あら、父親が誰か分からない子を産んだと

きいたけど、この子なの」

「そう、構わなくていいのよ」

そう言ったのか、言葉も覚えていないが、

空気が伝えていた。

 私の母は、父親のいない私を生んだのだと、

そうだったのか

今までにもそんな場面があった。

大人たちが、目配せしたり、

口をつぐんだりする私を取り巻く違和感、

居心地の悪さが、導線から電流のように、流れ、

そういうことか?

と納得した。

 

 父親がいるのが当たり前なのか?

私は父親がいないのだと分かった瞬間だった。

でも、父親って何?とは思わなかった。(4歳?だもの!)

不思議だ。昼下がりの雑貨屋の前に立っている私。

切り取られた、生ぬるい南の島の昼下がり。

ワンシーンとして残っている。

 

 それでも、世界は私に優しかった。

祖父がいて祖母がいて、おじちゃんも、

おばちゃんもみんな温かった。

可愛いワンピースを着て、周りは花がいつも

咲いていて、自由に飛びまわっていた。

 

 幼少期のかすかに残る思い出。

世間の好奇の目にさらされていた一コマは、

心の深く沈んでいた。

 

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「アドラーに救われた女性たち」本  2020年4月出版

「24色のエッセイ」 2020年6月出版

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 消費税サービス 1400円(+送料1から2冊まで180円)

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 先輩は、仕事ができる人と

出会いたいものだが、

そうは、いかないことも多いものです。


Mさんの後輩Kさんは、年齢も上、

 

Ⅿさんが入社当時は先輩でもあり、

自分が仕事の支持を受けたり、

 

教えてもらったりしていました。
 


 しばらくして、Mさんの仕事ぶりが周りからも

 

認められるようになり、

 

Mさんは、先輩Kさんからではなく、

直接上司から指示を受けるように

 

なってきました。


Mさん自身も、先輩Kさんを通り越して

 

上司に相談するという流れになっていきました。

 

 でも、役職はかわらず給与には、繁栄されて

 

いません。



 Mさんは相談室で時折先輩の仕事に対して、

 

自分の半分も仕事はしていないのに、

 

待遇は自分より上の

待遇である、次第に、不満を感じるようになって


 相談室に、「愚痴を聞いて下さい」

とやってきました。


先輩は、仕事中にプライベートな資料を作り、

 

社内で堂々とコピーをしていることなど、

 

会社の上司は、知らないはずはない、

 

先輩の仕事にたいする姿勢を

もっと指導してほしい、みんなの士気も下がる

 

と不満を言います。


 当然、Mさんと先輩Kさんはお互いの

 

関係はギクシャク

するようになってきました。

 

 Mさんと先輩Kさんの仕事の内容と成果との

 

バランスがとれてないことが、

 

Mさんは納得できず、

 

イライラを募らせていったのです。



 たまに相談室で不満をぶちまけ、ひとしきり

 

話していきました。


「自分の課題と先輩の課題を分けて考えましょう」
 

と話すと、Mさんも少しずつ納得し、

 

先輩の課題には

関わらないということを自分に

 

言い聞かせていました。


 次第に、Mさんは役職も上がり、

 

大きなプロジェクト

も任され、今では先輩のことは

 

気にならなくなったと

いいます。


 「課題を分けて考える習慣を

 

身につけたのはよかったです、

 

今後部下育成にも役立ちます」と

力強い笑顔で話していました。


 自分の課題か、相手の課題か、

 

会社の課題かと考えると

モヤモヤとした、人間関係がうまくいくことが多い

ようです。

 

 課題を分けて考える、それでも

 

関わる必要があるとき

 

共同の課題として、かかわっていく

 

こともできます。

 

お互い、スッキリした人間関係

 

を結ぶには、それは共同の課題

 

にしていくことです。

 

 ちょっとした

 

コツが必要です。

 

 人間関係にテクニックは通用しません。

 

学ぶことで、コツは身についていくものです。

 

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日本支援助言士協会では、

コミュニティカウンセラーの資格認定がもらえます。

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カウンセラー資格取得は横浜で - 横浜 一般社団法人 日本支援助言士協会 (sienjogensi.org)

 

 

 

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「24色のエッセイ」 2020年6月出版

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今月の課題図書は

 文サロの仲間で書いた「24色のエッセイ」

です。

 本から、触発されたテーマで書くのが

文サロの面白いところ。

とうとう、自分たちで書いた本を出版してしまいました。

 「24色のエッセイ」が本屋に並んでいます。

どうぞ、手に取ってみてください。

 人生が詰まっています。

 私も2編のエッセイを書いています。

   ↓

 エッセイはほうじ茶の味               

 

 エッセイは茶の間でほうじ茶を飲みながら

雑談している気楽さと、しみじみとした気持ち

にさせられ親近感がある。

どちらかと言えば小説より好きだ。

 

 最近読んだ佐藤愛子の本

「人間の煩悩」の中に

「人間は言葉で言えるほど単純じゃない」

みんな自分の物差しで物事を測る。

物差しをたくさん持っている人は

たくさんの物差しで測る、

だがたくさん持っているために、

却って真実から遠ざかることもある」

という一文にはっとした。

 

カウンセラーとして、いつも心掛けていることで

あるが、慣れ?に通じるものを感じたのである。

 

不条理な出来事に翻弄され混乱し苦しんでいる、

たくさんの人のカウンセリングをしてきた。

ホームレス状態の人から

ハイソな生活を送っている人、

薬物中毒で鬱になった若い母親、

自分の人生をやりなおしたいと

50代になって夫と離婚したが、

生活苦と孤独に負け自自死した人、

様々な人生の悩みに関わってきた。

 

 以前にクリスチャンでもある

曽野綾子のエッセイで、小説家らしく

様々なことに好奇心をかきたてられる

若い時代のことを振り返って、

ハッとした牧師の言葉があったということを

思い出した。

それは「牧師はたくさんの人の、

告白を受け多くの人の人生を聴いて

羨ましいと言ったそうだ。

 

すると牧師は「人間の苦しみ悩みは

イエスの時代から変わっていない、

聖書に書かれていること、2千年も前から

人間は同じ悩みを繰り返している」と

言われたそうだ。

曽野綾子は小説家として想像力のない

自分の愚かさに気がついて

恥ずかしくなったと書いていた。

 

それと同じとはいえないが、

たくさんの人の悩みに関わってきて、

一つの物差しで測らないように心掛けてきた、

さらにたくさんの物差しをもっていると

思ってしまっているのかもしれない、

だからたくさんの物差しをもっていることで、

真実から遠ざかってしまうこともあるという、

佐藤愛子の言葉にズキンときたのである。

 

「24色のエッセイ」はまさに、

たくさんの感性の物差しを示して

くれているのではないか。

読む人に優しく「あなたも自分を感じて!」

と微笑んでいるようだ。

目

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「アドラーに救われた女性たち」本  2020年4月出版

「24色のエッセイ」 2020年6月出版

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