人妻ジェラシー | 独女のつぶやき…

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アラフォーエミリンのエッセイ

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 「彼に相談したらね…」となで声ネコで言うのは職場の3児の母。「」とは夫ではなく職場のアラフォー独身の男性。

 自分のためなら元彼がいつでも助けてくれる!と豪語する彼女は大学生になろうかという息子がいるアラフィー。元彼って少なくとも20年も前?それとも結婚し子どもがいる今でもおつきあいしている?

 独身で男性との縁もないエミリンからすると摩訶不思議な話ですが、世の中人妻であってもモテる女性はおりますし、元彼と連絡を取り合っている人もいるんでしょう。

 その彼女が職場の独身男性に相談した!と言っているのは実にくだらない話でして、今度あの課長と彼女が一緒に上京することになりまして、同じ新幹線500系のぞみに乗りたくないと言ったんですね。

 仕事なので仕方ないとあきらめるかそれともエミリンなら神戸空港から飛行機飛行機で上京してしまうでしょう。ですが、「なんとかならないかしら?」とまるで大事件のように騒いでいたわけです。ちなみにその日は翌日社長が出席する会議を控えており担当のエミリンは大忙し。もちろん彼女も僕ちゃんも人ごとですので、手伝うわけでもなし。ま、邪魔になるだけですので手伝っていらんですが。

 彼女の場合は何も答え(つまり飛行機飛行機を使うとか)を求めているわけではなくって自分の話につきあって欲しいだけでして、好みの男性に延々と話をする傾向があるんですね。ま、それがたまたま隣に座っている僕ちゃんだったりアラフォー独身の男性だったりするわけです。

 エミリンが「女性らしく不二子ちゃん」ないせいか男性によって見事に態度を豹変できる彼女を見て驚くのですが、彼女が標準の女性であってエミリンが異端なのでしょう、たぶん。

 経理の男性もよほど暇なのかそれとも人妻の彼女に気があるのか分かりませんが、彼女のどうでもいい長話につきあうわけです。今回の場合、彼は彼女に「違う新幹線の便に乗ったら?」と言ったらしいのです。「だから彼がね、新幹線に遅れたことにすれば?って言ってくれて」となで声で僕ちゃんに言っているのが聞こえたときは背筋がぞっと!寒いしたのでした。

 『そんな気まったくないくせに!よう言うよ。自分ならそんなくだらんことに他人を巻き込まないで、飛行機に乗るけどね

 エミリンの予想は見事あたりまして結局彼女は課長と一緒に!上京したわけですが、そんなことに多くの時間を割き残業時間に「」に相談していることに呆れてしまったんですが、その一方で「ジェラシー」を感じました。
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 エミリンにとっては僕ちゃんも経理の男性もどうでもいいのですが、べったりと寄り添いなで声で話ができるその「技能!」に「嫉妬」してしまうのです。フツーの女性はこんなことができるんだなぁ…

 人妻は何人がいるのですが、バレンタインデーハートに別の人妻はわざわざ手作りクッキーのクッキーを独身男性にあげていました。独身ひとりぐらしの男性は「手作り」に飢えているでしょう。「どう?家庭の味は?」と言わんばかりに渡している光景を見たときは『さすが人妻!』とある意味感心しました。エミリンと違い男性を絶やしたことがない人妻たちには「異性を自分の魅力で落とせる」という自信があるのでしょう。

 エミリンがどうでもいい異性に対しても自信がないのは自分は異性から魅力的と思われないというネガティブな過去の経験が重くのしかかっているから。

 だから、夫である身でありながら、独身男性にべたべたできる人妻に「嫉妬」を感じるのでしょう。それはまるで妻子ある身でありながら、20代の若い子と気軽に話す50代のおっちゃんに対してジェラシーを感じる独身草食男性の逆のケースでしょう。

 モテる、モテないなんて考えないようにしようと思っても目の前で繰り広げられる光景を目の当たりにすると嫉妬してしまう自分がいるのです。