勢いって怖いというか、魔がさしたというのか。

農業に目覚めました!!わたし、農業だけで生きていく!!と宣言してしまいました。

ですが、実はまだ何にも始まってないし何も決まってないのです。

しかし言葉の力、特に言い切ることのパワーは絶大です。

おかげ様で畑や田んぼ、農園に関わる機会が劇的に増えました。

 

【農業とは 土地の力を利用して有用な植物を栽培し、また、有用な動物を飼養する、有機的な生産業のこと。】

 

確かにそうなのですが、私のしたいこととはちょっと違う気がします。

他に適切な言葉が見つからなくて、農業と書きましたが。

そこで私がしたいこと、なぜそう思ったかを書き留めておこうと思います。

 

訪問看護というお仕事は肉体的にも精神的にもとても消耗するのです。

肉体的なキツさはもとより、患者さんや介護しているご家族への精神的な支援に、私は自分を使い果たしてしまい一日の終わりにはカラカラに枯渇してしまっていました。

きっとそうでないナースさんもたくさんおられると思うのですが、私はけっこう人のネガティブな気を受けてしまう方なのです。

 

何か他に楽しいと思えることでエネルギーが充電できないかと思い、いろいろなことを試してみました。

アロマとか小旅行とか寺社仏閣参りとか、ヨガやカフェ巡りetc  

その中でどハマりしたのが、土いじりでした。

イベントで田植えや稲刈り体験をしたり、小さな畑を借りて耕したり種を蒔いたり。

なぜだかわかりませんが、言葉で言い表せないくらいの歓びを感じました。

農作業が楽しくてたまりません。

どこか田舎の古い民家で暮らして、毎日畑をして生きていきたいと思うようになりました。

 

そんな時に出会ったのが無農薬、無肥料、自然の仕組みをいかした協生農法に挑戦している【オンラインサロンちきゅらば】です。

以前からムー野人の協生農法のことに興味がありましたので、即決でオンラインサロンへの参加を決めました。

ちきゅらばの活動として耕作放棄地を開墾して果樹園を作るプロセスをみんなで共有するというのがあり、私は興味津々で拝見するのが日々の楽しみになりました。

 

一番心を惹かれたのが、野生の果実の持つ生命エネルギーを肉体は必要としているということ。

ムー野人ブログで食について書かれていた内容ですが、食べてすぐにお腹が減るのは何故か?

おかしいと思わないのか?というのがありました。

それは確かに私も不自然と思っていたのです。

カロリーがあり量も充分に食べたのに、飢餓感が続くのです。足りないのかと思いさらに食べてみても、お腹がもたれるばかりで。

何かが違うんじゃないかという思いが芽生えました。


稲刈りイベントに参加した時に畔に座って休憩していたのですが、ふと野生のほおずきのまだ青い実が目に入りました。

そして、試しにポイっと口に入れて、食べてみたのです。

そのなんとも言えない美味しさときたら!!!

細胞の一つ一つが喜んでいるのがわかりました。これが満たされるということなんだ。

これだ!!と思いました。

たくさんの作業の後の長距離の運転もへっちゃらで、あまり疲れも残りませんでした。


これが生命エネルギーを取り入れるということなんだと、腹に落ちました。

もしかしてこれがあれば、疲れたナースに活力を与えてあげられるんじゃないかな。

介護疲れが蓄積している患者さんのご家族にも食べさせてあげたい。

何より自分が元気になりたい。

私は自分で協生農法の畑がしたいなあと思うようになりました。


農園なんて私には無理だと思っていたけど、ちきゅらばの活動を見ている内に、私でも出来るんじゃない?出来るかも!してみたい!!!と強く思うようになりました。


でも私には気がかりがありました。

寝たきりで長期入院中の父を自宅に連れて帰られないかと考えていたのです。

私が仕事を辞めて実家に戻ればなんとかいけるんじゃないかと真剣に検討をしていました。

重い決断になるというのは理解していましたが、どうしても父の為に何かしたいと悩んでいました。

(結局は状況が許さず断念したのですが)


時を同じくしてオンラインサロンちきゅらばの野下さんから連絡をもらい、

加西市に新しく開墾するかもしれない畑があるんだけど、一緒にやらないかと言ってもらえました。


加西市は、父が現在入院している病院があり、私が小さい頃に過ごした場所であり、父の生まれ故郷でした。

住んでいたのは加西市の中でも奥の方の自然豊かな場所で、小さい私は日が暮れるまで山や川で遊んでいました。

自然が不思議で仕方がなくて、草や稲を使ってヘンテコな実験を繰り返していたのを思い出しました。

忘れていたけど、私は自然が大好きだったのです。


それより何よりもまるで父が応援してくれているような気がしました。

私の父は野生の人で、野草も食べるし、キジを追って茂みに入っていくような。

川で泳ぐのが大好きな、私の中では元祖の野人でしたから。

 私自身が私の人生を生ききることの方が、父にとっては嬉しいことなんだと思いあたりました。



今月から畑に関わらせて頂いていますが、いろいろ学んでいる途中ですし、先のことはどうなるかまだ全然わかりません。

協生農法の原理を生かして無農薬無肥料で、野生の植物を栽培することに挑戦したいと考えていますが、土が復元出来るのに5年かかるかどうか。

まずは今出来ることを精一杯していこうと思います。

 

気の長い話のようにも思えますが、実はその過程の中でたくさんの学びや気づきがもらえるのです。

自然はその時に応じた一番必要なことを教えてくれる気がします。

そしてそのプロセスがこんなに楽しい。

私は農作業が大好きで、いくらでもやりたいのです。



なので、しばらくは訪問看護師兼、農業見習いでやっていきます。


 



でもね。


人生はわからないので、いつかすんごい畑ができるかもよ♡

 

キスミー農園が出来る日は、近いかも(*´∀`*)❣️














また、大きいこと言っちゃった。。。。





どうしよう。。