ごめん
今日も再び
大坂選手について









あのあと

メディアに溢れた
大坂選手関連の報道


あの日の出来事は

新星のUSオープン初制覇
というだけでなく

米国のカリスマアスリート
セリーナの言動を巡り

大会規定や運営批判などの
テニス競技の範疇を超え
 
ジェンダー問題や人種問題など

様々な方面にまで
波紋を呼んだようです





前記事では

あの尋常でない状況で光った
彼女の人間性について

ゆづと重なる部分を
取り上げてみたのですが



かえすがえすも



あれだけ波乱に満ちた大会で

勝利を勝ち取っただけでなく

あれだけ荒れまくった
憧れの対戦相手セリーナにも

変わらぬ憧れと敬意を示せた

彼女という
人間のパーソナリティについて



私自身
純粋に興味が湧いたので

(ゆづ以外の選手については珍しい熱心さで)

いろいろ読み漁ってしまいました





そして


昨日読んだこちらに


ひとつの答えを見た気がしました

  

それは


やはり



私たちのよく知る彼から

学んだことに

繋がってたようです…






その記事は


今年の春
ナオミちゃんが
サーシャについて話す場面から


サーシャはサーシャでも
こっちのサーシャでなく☆




サーシャ・バイン 
大坂選手
今季躍進の要となった新コーチ

彼は長年セリーナの
ヒッティングパートナーを
務めた経験があったそう


以下

今年の春の取材記事
Number952号('18  5月17日発売)より抜粋



 ――そのサーシャは、セリーナが自分を鼓舞するために書いた“セリーナメモ”をあなたに見せて、モチベーションを上げたのだと言っていました。本当ですか? 

 大坂 ええ。彼はセリーナが書いたメモを写真に撮っていて、それを全豪オープンの時に見せてくれたんです。でも……正直に言うと、どんなことが書いてあったかはよく覚えていなくて(笑)。

 ――えっ!?  覚えてない? 憧れのセリーナの言葉なのに? 

 大坂 だってそこに書いてあった言葉を読んでも、私はあまりポジティブな気持ちにはならなかったから……。

 ――欲していた言葉ではなかった? 

 大坂 違いましたね。私にとっての“ポジティブな考え方や姿勢”とは、相手をリスペクトすることであり、それがインディアンウェルズでも上手くいった理由だったんです。でもセリーナのメモは、そういう感じではなかったから……だから具体的には覚えていないし、私がセリーナの真似をしても、上手くいかないって思いました。私らしくいることの方が大切だなって。


 

――相手をリスペクトし、なおかつ闘争心をもって倒しにいくのは難しくないですか? 

 大坂 そんなに難しいことではないですね。私にとってのリスペクトとは、怒りの感情を表に出さず、相手に失礼にあたる態度を取らないことなので。

対戦相手も私と同じくらい勝ちたいと思っているはずだし、同じくらい勝つための努力を続けてきたはず。だから相手が誰かにかかわらず、簡単に勝てると思ってはいけないというのが、私にとっての「相手へのリスペクト」なんです。





誰かの考えに 
身を委ねるのでなく
自分で考え納得し
自分らしくいることの
大切さを知る彼女は

どこか
彼の思考法に近いものが。


また


対人競技であるのに
相手を打ち負かす、というより

リスペクトと闘争心を共存させ
自身に集中するという発想が

採点競技のフィギュアの試合の感覚に
似ているな、とも。








 ――では、これまでにサーシャが掛けてくれた言葉で印象に残っているのは? 

 大坂 うーん……どんなこと言われたかな? (笑)「リラックスしろ」はいっぱい言われました。「楽しめ」とも。それに彼は、誰が相手だろうと私には勝つ力があると確信しているようでした。


 ――「リラックス」や「ポジティブ」は、これまで他のコーチからも掛けられた言葉だと思います。なぜサーシャの言葉は信じることができたのでしょう? 

 大坂 なんでだろう? 確かにみんな私に同じようなことを言いはしました。でも以前の私はその度に、プレッシャーを感じてしまったんです。彼らの言葉を信じようとすると、試合中にリードされた時に「なんで私は勝てるはずの試合に負けそうになっているの? 私の方が良い選手なんでしょ?」って考えてしまって。


 でも昨年色々と経験したこともあり、最近ではコートに立ったら、勝つとか負けるとかはあまり考えないようになりました。

自分がやるべきことに集中し

ポジティブになり、楽しむ。

だって試合ができているということは、ケガがないということでしょ?

 間違いなく、テニスは私が今後も長く続けていきたいこと。それができているんだから、ハッピーでいるべきだと思ったんです。







これ

正に

平昌でのゆづの心境








この楽観的ともいうべき

前向きな感謝


 
競技ができること自体を

率直に感謝できる姿勢は


ここ一番で
結果を出せるアスリートに

共通の境地なのかもしれません










また

彼女のセリーナへの想いについて


(初対戦が叶った
 春のマイアミ大会を振り返り)

 ――あの試合では、緊張せずに自分のプレーを出しきれているように感じました。

 大坂 だって私は子供の頃からずっと彼女を見て育ち、彼女との対戦を夢見て、そして本当にその通りのことが起きたんだから! 

セリーナは

私がテニスを始めた理由であり、

常に私を高みに押し上げてくれた存在。

だからこそ彼女との試合では良いプレーをしたいと物凄く強く望んでいました。勝てなかったとしても、せめて「厳しい試合だった」と彼女に思ってほしかったんです。


 ――彼女を倒すことにためらいはなかった? 

 大坂 ためらうことなんて、できるはずないわ! それこそ、とっても失礼になる。

テニスコートは誰もが自分のベストを出したいと思う場所だし、特にセリーナには、誰もが闘志を剥き出しにして立ち向かっていく。

たぶん、セリーナとの試合ではみんな自分のベストパフォーマンスを出せると思います。


それにもかかわらず、彼女がナンバー1に君臨してきてくれたことを嬉しく思います。

だって選手たちは、より強い存在を倒したいと願うからこそ、良いプレーヤーになることができるんだから。




(Number952号『大坂なおみセリーナへの憧れの正体』より)

number web



憧れ目指す存在がいるから

強くなれる


その存在に光をもらい

まっすぐ

成長し続けてこれたことへの感謝


幼い頃から

憧れ続けた存在が

どれほど成長の原動力になるか…


ゆづの成長ぶりを知る私たちにも

その想い、容易に想像できますね



これを読んで


あれだけ

異常な状況にもかかわらず

素直に感謝と敬意を表せた


あの日の彼女が

よく理解できました



前記事の最後にも貼った大会ツイ

彼女の試合後会見の言葉にも


そんな彼女の素直さが

表れてます



「セリーナが24回目のグランドスラム・タイトルをどうしても欲しかったことを知ってるし、どこでもその話でもちきりだった。でもコートに入った瞬間、私はもうセリーナのファンじゃない。もう1人の誰かと戦うただのテニスプレーヤー。

でもネットで彼女と抱き合った瞬間……

小さい子供に戻っちゃった




最後に



サーシャコーチが以前

彼女について語ってた言葉



「なおみはどういうわけか、無邪気さを失っていない。そこが僕は一番好きなんだ。


悲しい時は悲しみを表すし

楽しい時には楽しさを表す。

偽りの感情がないんだ。

嘘がない。

ただ純粋で、

むき身の感情があるだけだ


わかりやすいから、僕の仕事も楽だ。本当に楽しいよ。これまでの彼女との時間はすごく楽しく、すばらしい」


number web 大坂なおみの無垢さは最高の武器





嘘がない純粋さ


天性の素直さ


むき身の感情…






言うまでもありませんね




これも


多いに


ゆづに重なる部分




世界で闘うアスリートたちは

才能と才能    

努力する天才たちのぶつかり合い



その中でひときわ

大きな花を

開花させるには



いくつかの共通の資質が

不可欠であるようです…




 


*記事は感謝してお借りしました