胃のない夏 | いつも一緒いつまでも一緒~

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2014年7月、愛する夫がまさかのスキルス胃ガンステージⅣ腹膜播種になりました。
精一杯生き2016年、41才でお空に旅立ちました。

その後は新しく迎えた愛犬の成長を記しています。

夫が胃を取って7か月が経ちました。

当初は胃があった頃の生活との違いが掴めず苦労の連続でした。


暑さ・寒さに極端に弱くなり、術後退院した2月は毛布に包まったまま寒がる毎日でした。


それから半年。

この夏は暑さにも参っています。

それまでの夫は男性には珍しいくらい暑い日もシャキッとして「寒い方が苦手」なタイプでした。

ところが、今夏はバテバテです。

立ち上がった時の目まい立ちくらみ、TS-1の影響かと思われますが下痢の脱水でヘロヘロ、体力低下で疲れやすく一日外出したらその後回復に2日かかるほどです。

男の人だから人前では弱さを見せず頑張っていますがそれが返って良くないようです。

周りの方も「大丈夫そうやんっ」って思って誘ってくれるのでついつい無理してしまう・・。

最初は「無理させないで~」とイライラした時期もありますが、本人が家にいるより生き生きして楽しそうにしているので今は誘いだしてくれる友人たちに感謝しています。


食べる事に関しては徐々にですが食べれないものが減ってきています。

詰まっていたパスタもチャーハンも巻き寿司も今は食べる事ができるようになりました。

一番ダメなのは意外にも素麺です。

のど越しが良すぎて口腔内でしっかり噛んで嚥下する事が出来ないためか?詰まります。試しに私も一緒に素麺の十分な咀嚼を試みましたがどうしても喉に流れてしまします。


油ものや塩分の濃い物もやっぱり極度の下痢になってしまいます。


そんな夫はいま出張中です。

ちゃんと食べてるかな?倒れてないかな?夜は眠れてるかな?と大人なのにとっても心配です。

トイレ問題から慣れない外出先で食べる事を避けているので、きっと痩せて帰ってくるのだろうなと思います。

減るのはすぐ、戻すのは困難。

体重維持は当面の課題です。