はたらくどうぶつたち 2
そんなわけで、元旦(春節)早々、ものすごい人出の動物園にて
たくさんの働く動物たちに会った、と言う話の続きです。
ここでは、いくつものショーがあり、私たちもまず、ホワイト・タイガー・ショーを見物しました。
よく、こんな大きな猛獣に言うことを聞かせられるもんですね。
時々、仲間同士でちょっかい出し合ったりしてたのが、可愛かったです。
そろそろ帰りたくなってきた私をよそに、中国人の知り合いは、どんどん次のショーに私たちを誘います・・・
ご存知、象のショー。
ただ芸をするだけでなく、フリ→オチまでのシナリオを完全に理解してさまざまな演技します。
象って、頭が良い生き物ですね~。
子象が「謝謝」のポーズ!なんだかいじらしくて、たまらない!
こうして、ショーを楽しんだ後、象やキリンにエサを買って与えたりして(ゾウはバナナ、キリンは何かの葉っぱ)
久しぶりの動物園を十分堪能した私たち。
まさか、その翌日の夕方、今度はサーカスに連れて行かれることになろうとは・・・
そうです。前日の動物園と同じ場所にある、「大馬戯」(大サーカス)に行ってきました~(ややヤケ気味)
私たちのために、朝からネットで席を取ろうとがんばってくれたとのこと・・・
はっきり言って、かなり疲れてはいましたが、むげには断れませんよね。
サーカスも、大変な人出、おそらく5000人以上は収容できそうな客席も人であふれかえっています。
そして、思ったよりずっと大掛かりで、驚きました。クーザにだって、負けてません!
とにかく、常にハラハラドキドキ、飽きさせることはありません。
私が特にキャ~キャ~言って騒いでしまったのは、こちら。
グルグル回る、この輪っかの上で、走ったり、ピョンピョン跳ねたり、縄跳びしたり、片手でぶら下がったり・・・
わざとつまずいてみせるたびに、怖くて叫んでしまいましたよ。
命綱なんか、ないんですからね~。いや~、たいした芸でした。
もちろん、サーカスですから、色んな動物たちの芸があって、みんなすごくがんばっていました。
馬も「謝謝」のポーズ。
この日一番、心を揺り動かされたのは・・・「熊の綱渡り」でした。
この細いワイヤーの上を、大きな体のバランスをとりながら、少しずつ少しずつ横へ歩いて行きます。
まったく驚きました。たぶん5分以上は、綱渡りしていましたからね。
後ろ足なんか、プルプル震えてしまって・・・。
もちろん、動物にこんなことを教え込んで、人前でやらせることに対しては
批判的なご意見もおありだと思います。
私も大騒ぎし、楽しみながらも、心のどこかで「いいんだろうか?」と言う気持ちが
なかったと言ったら、ウソになります。
子象を見てると、またしても、いじらしすぎて、切なくなります。
でもとにかく、たくさんの人たちが、大人も子供も無邪気に大喜びして楽しんでいる顔を見たら
サーカスなんか、必要ない!と言い切る自信もない私でした。
人間を楽しませるために、働く動物たち、ありがとう。
はなは・・・少しセキが出て、息も苦しい時があるので、お休み明けに病院かな?