アメリカ生活を始めて、

発音

スピーキング

リスニング

のレベルアップを主に意識して英語学習を続けています。

 

以前、1年の振り返りで「よかったこと」の1つに、

自分の英語を録音・録画するときに、5分以上話せるようになった

と、書きました。


また、別の記事では、

「一問一答から先へ進んでいこう」というタイトルで、

ある程度の英語力(単語力・文法力)が身についてきたら、一問一答ではなく、1つの質問に対して複数の文で答える(ある程度の量の情報を入れる)練習を取り入れると、より実践的な英語力が身につくのではないでしょうか。

 

とも書きました。

 

ところが、最近、長く話せる長く話すことを意識することが、英会話の場面でマイナスに働くかもしれないと考えるようになったのです。

 

そう考えるきっかけになった出来事が2つ。

 

1. ブッククラブで自分の意見を発表するのですが、私が話した後、「・・・。」と微妙な間ができることが何度かありました。

講師の先生も、私の話の内容に触れたり反応を示したりせず、微妙な間の後に、何事もなかったかのように次の人を指名したり次の話題に移ったり。

「私の考えはポイントが何かずれていたのかな?」と私の話した内容のせいだと感じていました。

 

2. 何回か通っている病院の受付の人とのカジュアルな会話で、私が何か話した後に、うまく説明できないのですが、何か微妙に話がずれた感じで相手が反応し、会話が続いていく気がするのです。

相手の発言内容が、私が話したことに触れないものだったり…。

「私の英語がめちゃくちゃで、理解しにくいものだったからかな。」と英語の文法や使用する語句・表現のせいだと思っていました。

 

どちらの場面も、英語で長く話しています。

英語でどう話したか、ほとんど覚えていないのですが、

2.の会話の例だと、

「あなたの娘は5歳でsight wordsを習った?」

という質問に対して、私は、


"Yes, she did. Well, it wasn't like she was asked to memorize those word perfectly. It was just copying and practicing writing those words several times, and reading easy stories with containing sight words and seeing if she could recognize them while reading...like that. Not a hard work. I saw her learning sight words like that because she was learning online for the most of the year when she was 5, in kinder, you know, due to the COVID pandemic...."


というような感じで答えたと思います。


はっきりと使用した文や語句は覚えていないのですが、1文の長さや発話量に注目してみてください。

 

全体の量が多めで、1文もどこかダラダラと長い感じがします。

 

相手の鈍い反応をみて、

相手の求めている情報ではなかった?長々話すから、文法ミスとか使用する語句が適切でないのが目立って、理解しにくかった?

と、自分なりに考えて反省しました。

 

帰宅後にその話を何気なく夫にしてみたら、夫が、

「話が長かったんじゃない?」

と。

 

私の話(1回の発言)が長くて、聞いている方は途中で集中力が切れてしまって話が入ってこなかったんじゃない?と。(内容とか文法とかの問題以前に。)

 

よく考えてみたら、日本語での会話でも、長々と話されたら「で?言いたいことは結局なに?」と感じてしまったり、特に興味のない話を長くされようものなら、途中で別のことを考えてしまったりして相手の話に集中しないことがあったりします。

 

スピーキング力が少し身に付いてきて、長く話せるようになってきたので、「長く・多く」に焦点を当ててしまって、肝心なコミュニケーションの基本となる部分(相手に分かりやすく伝える等)を忘れてしまっていました。

 

スピーチや何かを説明する場面では、ある程度長く話すことが求められます。(もちろん、聞く人が分かりやすい内容と英語で話すことは大事。)

 

しかし、英会話では、長く話して情報を一気に多く相手に届けることで、相手の集中力や興味が失われ、結局自分が伝えたいことや相手が知りたいことが不明瞭なまま終わってしまう可能性もあります。

 

私は、1回に長く話して情報を多く相手に与えた方が、会話が広がっていくのでは?とも思っていました。

夫にそのように話してみると、

「まずは、簡潔に話をしてみる。そうすれば、次に、相手が知りたいこと等を掘り下げて質問したり、話を広げてくるよ。」

と言われました。

 

なるほど。相手が知りたい情報があれば、相手からずばり聞いてくるだろうし、相手が話したいことがあれば、相手が自ら話してくるはずだということのようです。

私は、相手が何を知りたがっているか読めずに、「自分」の経験談を長く話しましたが、相手はそんな詳細は求めていなかったということなのでしょう。


それならば、長々と話すよりも、短めに切り上げて相手の出方を待つ方が、より心地よい会話ができる気がします。

 

ただし、「一問一答」ではスッキリしすぎてしまうとも思います。

短すぎず、長すぎず…ちょうどよい量を見極めつつ、上手に会話を進めていけるようになりたいです。

 

英会話においては、今後、

〇自分の伝えたいこと(意見や相手からの質問への答え等)をまず簡潔にしっかり述べる。

〇補足情報は長くなりすぎないようにする。

を意識してみます。

 

長く話さない(話そうとしない)ことで、言いたいことがはっきり伝わるし、文法や語句使用の誤りが減ったり(単純に文が減ったら間違える量も減る)、誤りがあっても相手は集中して聞いてくれているので予測したり想像したりして補うことができ、私の話す英語自体ももっと理解しやすくなるはずです。