元夫がマッチングアプリで知り合い、亡くなる直前までやり取りをしていた女性は既婚者だった。
このあたりの記事に書いた女性ね。
彼は、既婚女性がマッチングアプリに登録して、出会いを求めていたことがどうしても引っかかってしまうみたい。
比較的気軽な出会いを求めてる人が多いというアプリに登録してたのなら理解が出来る。
単なるセフレ探しが目的で、遊び相手を求めてるだけだったら納得するのだけど、元夫が最後に登録していたアプリは真剣な婚活目的者が多いというアプリだったので、首をかしげてしまったみたいなの。
彼は
ちゃんと婚活を目的としてるマッチングアプリなのに、既婚女性がいたことに違和感を感じるんだ。
ちゃんとマッチング出来たとしても、いつかは既婚者であることを話すよね。
ずっと隠し通してるのは無理だろう。
Mちゃんはご主人と離婚したくて、養ってくれる人を探してたわけだから、まずは結婚してることを言わないと始まらない。
だけど、その理由を聞いて「わかった」って真剣に付き合い始めてくれる人いるのかな?
普通に独身同士だって結婚する意志を固めるまでには1年くらいは必要だよね。
それが、マッチングアプリでマッチングしてすぐにそんな重い告白をされても、決意を固められないよ。
でもその告白をされて相手を受け入れた場合、相手は結婚の意思があるのだと思ってしまうよね。
何か月か付き合ってみて、厳しいなって思っても、「やっぱりごめん」とは言いにくくなってしまう。
だったら、僕は最初からその人とは付き合わない。
そもそも不倫はしたくないし。
元夫がどれくらい真剣だったかわからないけど、きっと深くは考えてないと思うんだ。
だって、深く考えてたらまずは借金返済しなくちゃってなるし、借金のことを隠して付き合うなんて出来ないよね。
それが出来たのは、相手が既婚者だからだったんじゃないのかな。
自分に都合が悪くなったら「結婚してるよね」と言えば正式に別れる理由になる。
自分は悪くないという立ち位置でいられる。
そういうずるい男に都合よく扱われやすくなってしまうと思うんだ。
いつでも切ることが出来る相手だからこそだよね。
体の関係にさっさとなってその行為を楽しもう。
飽きたら「結婚してるよね。やっぱり僕には荷が重い」と言えば簡単に別れられる。
って思われてしまいかねない。
そんな自分を軽くみられてしまう可能性が高い行動をわざわざ自分の意志でしてしまってる心理が理解できないんだよな。
って言ってたの。
彼の言いたいことはわかる。
だけど、マッチングアプリに登録せざるを得ないような状況だったMちゃんの心の闇もなんとなく理解は出来る。
ようは自尊心が低すぎて、救ってくれる人に依存したかったんだよね。
それも承認欲求の一つだったのだろう。
そんな心理状態だったからこそ、元夫みたいな不誠実な人に引っかかってしまったのよね。
元夫は本当に外面がいいので、すごく良い人のように最初は思えてしまうんだよ。
「素敵な人が私を助けてくれる」って錯覚しちゃうんだよね。
きっと結婚生活も仕事もしんどすぎて、毎日心の中で誰かに助けを求めてしまってるような心理状況だったんだろうし。
私も弱ってる時に元夫と出会ってしまい、元夫のうわべだけの優しさに騙されてしまった一人だからその状況は理解は出来る。
でも本当は、そんなときこそ、マッチングアプリに手を出してはいけないんだと思う。
一人の寂しさに耐えて、その寂しさを乗り越え、自立できるようになってからマッチングアプリを始めないと、元夫みたいな人に引っかかってしまって結局辛い思いをすることになってしまうんだもん。
そういう、依存対象を探してる時ってまともな判断が出来ないからさ。
もしかしたら、元夫に借金があると知っても、今よりは楽になれると思って「一緒に返済していこう」とか言ってしまうかもしれない。
700万だったらさすがに引くだろうけど、絶対元夫は本当のことを言わないだろうから300万とか言いいそうだしね。
300万だったら二人で働いたらすぐに返せると思えちゃいそうじゃん。
弱ってる時で、逃げ場を探してる状態の時なら特にね。
だからこそ、彼が言ったように、
既婚者なのにマッチングアプリに登録しちゃったら、都合よく扱われてしまう可能性が上がってしまう。
なんて思いもしなかったのかもしれない。
Mちゃんもまた、そこまで深く考えられる心理状態ではなかったのだろう。
なんと言っても正常な判断が出来てない状態だっただろうからね。
そんなことを考えていたら
やっぱりマッチングアプリは怖いな。
って思っちゃたんだ。
しかも、女性は登録したらすぐに「いいね」がもらえてしまうんでしょ?
100とか200「いいね」があっという間についちゃうんでしょ?
それを見て、私ってまだまだ需要があるんだわって錯覚しちゃいかねないよね。
というか、それが自己肯定感が上がることに繋がってしまい、一時的にドーパミンが分泌されてハイ状態になってしまうのかもしれない。
そんな風になってしまったら、やっぱり正常な判断なんて出来なさそう。
それで、元夫みたいな人に引っかかってしまったら、本当に不幸だよ。
元夫はぱっと見は清潔感があって、優しそうで、穏やかそうに見えるからね。
私は長く一緒に生活するにつれ、元夫の目は死んだ魚のようだと思うようになってしまったので、なんとなく死んだ魚のような目をしてる人を見ると「この人は危険」というセンサーが働くようになってしまったけど、ぱっと見は本当に分からないからね。
私は結婚生活最後の方がは、元夫と目が合うと背筋がゾクッとしちゃってた。
元夫は目が笑ってないんだよね。
だから本当に怖かった。
ただ、ぱっと見はおそらくわからない。
人間観察に長けてる人ならもしかしたら見分けられるかもしれないけど、依存対象を探してるような心理状態の人だったらまずわからないだろう。
やり取りも一見普通だもん。
よくよく考えてみると変なんだけどね。
私が書いたMちゃんとのやり取りのブログを読んでいただくとわかるかと思うけど、元夫は相手の気持ちに寄りそう姿勢がないのよね。
それでも、すぐに返信してるし、常に穏やかで肯定的だから、気が付かないのかもしれない。
Mちゃんは違和感を感じつつも気のせいにしようとしてたしな。
きっとまさかモラハラする人だなんて思わないだろう。
それがモラハラあるあるなんだろうけどさ。
そうそう、西村博之さんが言ってたの。
マッチングアプリはやめましょう。
ろくな人間がいません。
ってね。
その言葉を聞いて私は「なんとなく言わんとすることは分かる」って思ってしまったんだよね。
心が弱ってない状態の時はきちんと相手を見極めることが出来ると思うのだけど、弱ってる状態の時はマッチングアプリは危ないなって思ってしまったんだ。
だから、マッチングアプリを楽しむためにも、自尊心を高めようってことなんだよね。
その人の地位がどうなのか。
その人の収入がどうなのか。
その人の顔がどうなのか。
その人の年齢がどうなのか。
等々。
そういうような、他者がどうのこうのではなくて、
自分はどう思うのか。
自分はどんな恋愛をしたいのか。
自分が居心地が良いと思える人はどういう人なのか。
等々。
自分視点が大事なんだと思う。
自分視点に重きをおかないと、元夫みたいに外面がめっちゃいいだけのヤバイ男性に引っかかってしまうのではないかと思ってしまったんだ。
あ、
何なら許容できるか。
どこまでなら妥協できるか。
ということを考えてるうちも危ないと思う。
一方的に許容なんてしなくていいんだもの。
好きな人に妥協するところなんてないもの。
価値観が合わないところはちゃんと二人で話し合いをして、意見を擦り合わせて、お互いに居心地のいい関係を築いていく相手がパートナーなんだと私は思ってしまうんだ。