オピオイド・エピデミックと違和感 | That's where we are

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the Church of Broken Pieces
(アメリカ救急医の独り言と二人言)


テーマ:

オピオイド・エピデミック

 

麻薬系鎮痛剤、ヘロイン等による

中毒患者と死者の数がうなぎ上り

本当に「うなぎ上り」なのか

臭い物には蓋をしろみたいなもので

今まで見ようとしなかった物に注目しだしたのか

皆は前者だと言う

私は前者と後者のミックスだと思うのだが

 

麻薬中毒は私が興味のあるトピックで

色々なシナリオで日常ERで遭遇する

 

元ファースト・レディー、ナンシー・レーガンが言った

"Just say no"は効かないというのがトレンドで

最近は、麻薬にしろアルコールにしろ中毒は

「慢性の病気である」という取り扱いである

 

それでもねえ

違法ドラッグに手を出しトラブルを起こし

ERへやってきて「麻薬中毒は病気だから」と

自分に全く責任のない様な態度を取る人には

Seriously?と疑問に思うのよね

 

確かに遺伝的要素とか

ドラッグに対する反応の違いとか

そういうのはあるけれど

 

例えば、糖尿病の人がいくら薬を飲んで(打って)も

(←これも自己規制が必要)

食事制限や運動などをしなければ

完璧な血糖コントロールは難しい

 

「病気」というタイトルは

免罪符ではないのだ

 

私の麻薬中毒に対する考えは

大学の時に出会ったドイツの元ヘロイン中毒患者

ゲオルグに出会った日から変わった

 

献身的、協力的な家族もいたけれど

自分を助けることができるのは自分だけだと

温和な話し方で、でも

きっぱりと言い切ったゲオルグ

 

薬やカウンセリングやら

私たちはアシストはできるけれど

彼らの「病気」を治すことはできない

 

私の周囲には

それは違う、自分たちが彼らの

世話をし面倒をみなくてはいけないという

私と意見が合わない人が沢山いる

 

微妙な意見の食い違いに違和感を感じ

その違和感を解析する手助けになるかもと

ブプレノルフィン・ウェイバー・コース」に参加した

 

(続く)

 

 

どくしゃになってね…

 

 


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