「これはライオンズ崩壊の始まりなのか?」

10年前に(前のブログで)このようなタイトルの記事を長々と書きましたが、改めて今のライオンズに思うことを書きたいと思います。




これはライオンズ崩壊の始まりなのか? 

(2024年版)


西武鉄道グループ元オーナーの堤義明は、かつてプロ野球についてこう語りました。
「野球は強弱があるから面白い。格差がつくのは良くないという社会主義の考えはつまらない。弱いところが潰れた方が活性化されて発展すると思う」
初優勝を果たした1982年から堤オーナーが退任する2004年までの23年間、ずっとAクラスをキープし続けてきたからこそ説得力があります。
ライオンズが好きで本気でチームを強くしたいというブレない信念がよく伝わってきます。

さて低迷が続く今シーズン、ファンの間から「コストカット第一主義の銀行屋さんに球団オーナー職は不向き」という類いの声をよく聞きます。
このキツイ言葉に「恐るべきライオンズファン」なんて思ったりも・・・(苦笑)
お金を掛けるべきところはきちんと使っていかないと球団の存在価値も成績も上がらないのは当然のこと。
そんな現オーナーの考えにもかかわらず、何故長年西武球団はやってこれたのか?
カギとなるのが、2004年に2軍投手コーチに就任して以降、様々な形でライオンズを支え続ける渡辺久信の存在。
監督時代から限られた予算のなかで、何とか選手たちのハートを掴みながらやりくりしてきたことが大きな要因にあげられます。
そして監督退任後、SDやGMになっても同じく現場のモチベーションを下げないよう努める配慮も伝わってきました。

厳しいコストカットに限られた予算
それは、選手だけではなく監督も含めた指導者(コーチ)の育成も全て自前でやらなければいけないことを意味します。
現状をみればよく分かると思いますが、選手からすれば不安しかありません。
辻発彦という大きなチャンスを、球団がもっと積極的に生かそうとしなかったのが(いや、そもそも生かす力がなかったのか?)、今更ながらに悔やまれます。

渡辺久信のことですから今シーズン終了後、自らの責任をとってチームを去ることが予想されます。
オーナーは全力で留意して下さい!!
今、西武球団全体の円滑剤の役割を担ってきた渡辺久信がいなくなったら、あらゆる面でコントロールできる人間がいなくなり、一気に現場もフロントも崩壊に向かうでしょう。
そして誰もいなくなった・・・
とにかく、そうならないことを祈るばかりです。

ここで、元巨人・渡邉恒雄オーナーの言葉を。
「金を使わない球団は辞めてもらわないと」


後藤オーナー

野球、好きですか?

ライオンズが好きですか?

ファンを笑顔にさせることができますか?