実に9年ぶりとなるサザンオールスターズのオリジナルアルバムが、今冬に発売されることが発表されました(拍手)



ニューアルバム発売を記念して(?)、レッドレオ流のサザンオールスターズ架空ベストアルバム『桑のテーマ』をベスト10も兼ねて考えてみました。
選曲や曲順を決めるのに相当悩みましたが、実はこれが何気に楽しい。
その昔、カセットテープでサザンオリジナルベストを作ったことが思い出されます。
それでは早速いってみましょう!


『桑のテーマ』

ジャケットはやはりコレしかないかな。



1.  勝手にシンドバッド

いまだに “準メンバー” である(?)毛ガニ(野沢秀行)のパーカッションがなければ、伝説の曲になり得なかった衝撃のデビュー作。
サザンの特徴の一つに、メンバーの(掛け声的なものも含めた)力強いバックコーラスが挙げられます。
今 何時?
は、サザンのなかではもはや伝説のフレーズ。
やはりこのノリがサザンオールスターズの原点ですね。


2.  YOU

発売当時、桑田佳祐自身が出演していたCM(日本生命)を思い出します。
令和の時代になって再びCMソング(ユニクロ)として使用されたこの曲。
シングルになっていないのが不思議くらいの名曲です。
サザン初心者の人にお薦めを聞かれた時は、真っ先にこの曲を挙げています。
終盤の間奏部分のきれいなメロディーは言うことなし!
心が洗われます。


3.  DJ・コービーの伝説

メンバー全員のみなぎるパワーを感じさせてくれます。
率直な感想「かっこいい!!」
この一言に尽きますね。
これこそが “サザンロック” と思っている今日この頃でありました。


4.  東京VICTORY

“みんな頑張って”  というストレートな歌詞、メッセージが胸を打ちます。
2014年にリリースされたこの一曲は、いつの時代もサザンに背中を押してもらっていることを改めて実感させてくれました。
特にコロナ渦のあと、さらに強いチカラをこの曲からもらっています。


5.  みんなのうた

前にも書きましたが、サザンのなかで一番好きな曲です。
「サザンが帰ってきた!!」
1988年、活動を休止していたサザンの復活第一弾!
初めて聴いた時の衝撃は忘れられませんね。
特に終盤のサビとサビの間の

♪ 熱い波が  また揺れる~

盛り上がりが最高潮に達し、さらに最後にもうひと盛り上がりしようとするところに突如訪れるクールダウン。
鳥肌が立ったこの部分は何度聴いても心震わされます。



6.  東京シャッフル

ジャズっぽい何とも摩訶不思議な雰囲気を醸し出しています。
PVでメンバーみんな楽しそうに歌って踊っているのが印象的です。
サザンの曲にしては地味な部類に入るかもしれませんが、“遊び心” がいっぱい詰まったこの一曲に心が躍ります。


7.  素顔で踊らせて

その昔、お付き合いしていたサザン好きの相方と飽きもせずよく聴いていたもの、今となっては儚くも美しい思い出かな(笑)
サザンの中で最強のバラードと思っています。
静かな空気に包まれた二人の優しい鼓動が響き渡るような感覚。
この空気感がたまらなく好きです。
桑田佳祐がファンの前で原由子との結婚を発表をした伝説の武道館ライブ。
DVD化を切に望みますが・・・難しいかぁ


8.  吉田拓郎の唄

当時、引退宣言をした吉田拓郎に向けた痛烈なメッセージソング。
誤解を招く歌詞の数々は、逆に吉田拓郎に対する深い尊敬の念を感じます。

♪ 河の流れを変えて 自分も呑み込まれ〜

当時、この歌詞に大きな衝撃を受けました。
大雨の西武球場ライブでこの曲を熱唱したサザンの姿が強く印象に残っていますが、このライブもDVD化は難しいですかね。
ちなみに2008年、サザンが活動休止宣言をしたとき、真っ先に頭に浮かんだのがこの曲でした。
サザン史においても貴重な一曲と言えるでしょう。


9.   DIRTY OLD MAN ~さらば夏よ~

初めてこの曲を聴いた時、「サザンも歳を重ねたなあ」と思ってしまいました(笑)
これは非常に分かりやすい一曲です。
“原点回帰”
とにかく、めちゃくちゃ歌って踊りましょう!!
ジャケットの訳の分からなさもサザンらしさ全開です(笑)


10.  Ya  Ya  ~あの時代を忘れない

さて、マイベストアルバムのトリを飾るのは、このバラードです。
あまりにもストレートに伝わってくるせつない歌詞とメロディーは胸を締めつけます。
横浜スタジアムのライブに出席したとき、ラストを飾ったのがこの曲。
最後の「♪  忘られぬ  日々よ〜」のところで全体の照明が落とされ、桑田佳祐にだけにスポットラストが浴びせられたシーンは、あまりの感動に鳥肌が立ちました。
一生忘れられないでしょうね。
そう、まさに “あの時代(とき)を忘れない” シーンでした。


以上、サザンオールスターズ  マイベスト架空アルバム「桑のテーマ」でありました。
思い入れ、思い出との兼ね合いから、どうしても古い曲が中心となってしまいました。
本当は「桑のテーマ」、じゃなくて「栞のテーマ」も入れたかったのですが、この10曲は外せなかった・・・
名曲多すぎです。
西武ライオンズ同様、サザンオールスターズに大きな影響を受けながら歩んできた私の人生。
まだまだ語りたい曲が多々ありますが、今回はひとまずここまで。