【スペイン就職活動記】

~3日で辞めたインターンから、初の正社員オファーまで~

職業訓練校での理論講座を3ヶ月学んだ後、最初のインターン先からオファーをもらい、期末テストと面接を経てインターンを開始。しかし、受付主任との相性が悪く、たった3日で辞退。

飛び込み営業のような形で新たなインターン先を探すも、なかなか見つからず…。そんな中、日本での経験を評価され、専門学校の校長から特別に修了証を発行してもらい、本来1年かかる課程を半年で修了。

そこから本格的な就職活動を開始。

しかし現実は厳しい

スペインでの職歴ゼロ、スペイン語もネイティブでない日本人というハンディキャップは大きく、大手企業は書類審査で落選。IndeedやInfojobでは、日本語教師や日本人向けカスタマーサポートの求人ばかり。

たまたま面接まで進んだホテルでも、スペイン人かつ英語ができる応募者が優先され、結果は不採用。

そんな中、見つけたチャンス!

旅行者専用マンションの管理会社で、英語ができればOKという受付アシスタントの正社員求人を発見!

すぐにスペイン語・英語の履歴書と、ChatGPTで作成したビジネスメールを朝10:30に送信。すると、3時間後に会社から電話!

「短時間勤務だけど、興味ある?」
「はい!もちろんあります!」

翌日の面接に呼ばれ、フォーマルな装いで会社を訪問。

現場はスペイン人女性と東ヨーロッパ出身の女性が運営しており、どうやらこの2人の関係性と空気にフィットするかが採用のカギ。

面接では、あえて「できるアピール」ではなく「無知で学ぶ姿勢」を前面に出す戦略をとる。面接官の女性達が持つ英語や学歴へのコンプレックスを感じ取り、彼女たちがリスペクトされる環境を作るよう心がけた。

そして月曜日、ついに採用の連絡!

1年半の勉強と努力が実を結び、ようやく正社員としての最初のステップを踏み出すことに。しかも、契約書なしの“ネグロ”雇用ではなく、正式な雇用契約!

まだ試用期間。だけど...

ようやく始まったスペインでのキャリア第一歩。
正社員でも、まだまだ油断は禁物。でも、ここから先は“実績”が経歴になる。

まとめの一言

「日本では当たり前だった“仕事がすぐ見つかる”という環境のありがたさ。スペインでのこの経験は、私のキャリアにも、人生にも、深みを与えてくれました。」