一週間前、やはりせっかちな俺は財布に万札しか入ってない事に気付かずバスに乗り、運転手さんに両替を頼んでも不可能で困っていたら、一人の女性がどうぞと言って五百円を渡してくれた。俺は「いや、とんでもないです。」と断ったが、それでも「いいんです。」と笑顔で渡してくれたので俺は何度も頭を下げて「すいません。ありがとうございます。m(._.)m」と言って、両替機で両替して三百円をありがたく頂いた。
人の優しさに触れた一瞬だった。
次の日から、バスに乗ると必ずその女の人を探しているが二度と現れてくれない…。その日たまたまバスを使っただけなのだろうか…？
もし次に会えたら必ず三百円をお返しさせて頂きたい。
その女の人の顔は今でも忘れない！