どうも、お久しぶりです。Tmaxです!

今回は、Tmaxの個人的な研究テーマ、DCCによる簡単な自動往復運転のやりかたについて解説していきたいと思います。なお、出てくる商品はTmaxの趣味で以前集めたもので、当店には在庫しておりませんので、あしからず・・。

まず、DCCシステム(ブースター、キャブ等)については、この自動往復運転のやりかたでは、なんでもかまいません、ただしメルクリンについてはもちろん別です、ご注意を。

私はマルチマウスを使用してます。

準備です。

まず、自動往復運転に似合いそうな車両をチョイスします、出来るだけ短いほうが良いです。なので、単行運転のできる車両を選びます。具体的には機関車や、短い市電、単行気動車などが似合うでしょう。

次にLenz (シルバー、ゴールドシリーズ)デコーダを搭載します。今回のやりかたにおいては、このデコーダでしかできませんし、DCCSoundなども、Lenzの特許の関係で、この機能は、現在のところ、Lenzシルバー、ゴールドデコーダーのみにしかありません!このデコーダーにはSoundはありませんので、音はあきらめざるをえません。単純にサウンドデコーダーにシルバーを足しても機能するどころか、両方とも壊してしまう可能性さえあります。

よって、今後Lenzの特許部分の公開がないかぎりは、他社製のデコーダーに自動往復運転の機能は入りません。ご注意ください。

今度は専用線路を用意します。1mくらいのフレキシブル線路でいいでしょう。
線路の終端部に向かって右側に片方切り目を入れて絶縁ジョイナーを挟みます。ここからブレーキ動作に入るわけです。設定もありますので、一概に終端から何cmということはできませんが
スロー運転でもいきなり止まって逆転しないので、ある程度の長さは要ります。レイアウトにするかたは、事前にテストトラックで試験することをお勧めします。

今度は、Lenzのブレーキモジュールを2つ用意します。自作もできるそうですが、確実な動作をして欲しいので、今回はBM-1を使用しています。これを前述のギャップをつなぐように二本のコードを半田づけし、説明書どうりに、BM-1を接続します。向きに注意を!

フィーダーの半田づけは、全長の真ん中、つまり、両端のギャップとギャップの間にします。

これで線路の準備は完了です。

さて最後に、車両のデコーダーに設定を記憶させます。CVを使っての登録です。
説明書に従いながらやるわけですが、よくて英語です。直接輸入された方などは、よほど語学に堪能でない限り、日本語訳の説明書のつけてもらえるところでデコーダーを購入することをおすすめします。
かなり大雑把にいうと、CV-51で、ブレーキ機能をONにして、往復運転をONにして、停止時間もONにします。そして、CV-54で停止時間が何秒なのか、設定します。
なにをどう変えたのかは、しっかりメモしておきましょう。こんがらがったら、リセットして、最初の最初からやり直しましょう。

これで自動で往復しだします。Tmaxあまりの楽しさに、レイアウトセクションにしてしまいました。製作途中写真もあわせて動画に編集してみました。




線路1本でレイアウトになってしまう、自動往復運転の楽しみは想像以上でした。お子様にも人気のインテリアです。不思議そうに眺めています。「念力で動かしてんねん・・てゃ!」とか、からかっています。(笑)

Tmaxでした!

参考:機芸出版社DCCマニュアル2009