本日は医療レーザー脱毛について
レーザー脱毛は、医師の管理のもと医療機関でのみ認められている医療行為です。
メラニンに吸収される波長のレーザーを照射し
その結果生じる熱エネルギーを利用した脱毛方法で、
熱エネルギーが毛の周囲の組織を破壊することで脱毛効果が得られます。
非医療機関や一部の医療機関で行われている
光治療器（IPL）による脱毛行為は、照射エネルギーの強さの割に肌のダメージが大きく
十分な出力で照射することができず脱毛効果はかなり弱くなってしまいます。
それに対しレーザー脱毛は毛に対する選択性が高く高出力で照射できますので
どのような毛に対しても効果を出すことができます。
当院では次世代ダイオードレーザー脱毛器、
Asclepion社の「メディオスターNeXT」を新しく導入しました。
この脱毛器は新脱毛理論に基づいて、
毛根よりも浅い部分に存在する幹細胞をターゲットとした最新型の脱毛器です。
蓄熱式とよばれる照射法で、ほとんど痛みのない肌に優しい脱毛が可能となっていて、
硬毛化が起こりにくく、すでに硬毛化してしまった部分も脱毛できるのが特長です。
また、メディオスターNeXTには、従来の脱毛器には搭載されていなかった
スムースパルスという照射モードが追加されたことにより
従来の脱毛器とは比較にならないスピードで施術が可能となりました。
従来のダイオードレーザーで3～4時間かかっていた範囲であれば
1時間程度で終わるイメージでしょうか。
速いために従来よりも効果が落ちるということはなく、
810nmと940nmの2種類の波長がブレンドされたことによって、むしろ
皮膚の色が黒い方や、ひげのように毛根が深い毛にも脱毛効果は出しやすくなっています。
照射間隔と必要回数については従来の脱毛器とほとんど変わりません。
つまり顔は1ヶ月、体は2ヶ月間隔で5回前後必要、ということになります。
メディオスターNeXTの脱毛原理を考えると体も1ヶ月間隔で問題ありませんが、
毎回毛根へのダメージが多少なりともあるため
2ヶ月置いてしっかりと毛が再生してから照射した方が
浅い層の幹細胞に対して大きなダメージを与えられると考えられます。
このように、脱毛の分野でも医学の進歩は甚だしい状況ですので、
以前から当院で脱毛を継続されている方にも
最新型の脱毛器での施術をおすすめしております。
特別ご要望などありましたら、遠慮なくお申し付けください
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