前回、『アメリカン・アイドル』の話題が出ましたが、この番組はエルヴィス・プレスリーの企画も結構ありました。
☆「If I Can Dream(明日への願い)」のデュエット・ヴァージョン
セリーヌ・ディオンとエルヴィスの合成映像で本当に一緒に歌っているように見えます。実際に、ステージでセリーヌの横にいるのはエルヴィスのインパーソネーターです。シルエットや後ろ姿のカットがありますね。Ryan Peltonという人のようです。
エルヴィス・プレスリー&セリーヌ・ディオン
この曲は、『’68 カムバック・スペシャル』で歌った特別な歌です。詳しくは以前の投稿をご覧ください。If I Can Dream 明日への願い ♪ エルヴィス&マネスキン
☆ エルヴィス・プレスリー 『’68 カムバック・スペシャル』より
<トム・パーカーとセリーヌ・ディオン>
エルヴィスのマネージャーだったトム・パーカーとセリーヌ・ディオンに関連するエピソードがあります。
エピソード① ルネ・アンジェリル
セリーヌの亡き夫でありマネージャーであったルネ・アンジェリルは、1987年にウェイン・ニュートンのエルヴィスへのトリビュートを見るためにラス・ヴェガスを訪れ、ヒルトンのエルヴィス・スイートのツアー中にトム・パーカーと出会った。
そして時は流れ1994年、セリーヌはエルヴィスの 「Can't Help Falling in Love(好きにならずにいられない) 」の新しいテイクでショーを締めくくるようになっていた。パーカーはそれを聴いてすぐに彼に電話をかけた。そして、『エルヴィスが亡くなってから、あの曲は何度も聴いたけど、あんな風に聴いたのは初めてだ』と言った。
エピソード② スティーヴ・ウィン(ラス・ヴェガスのホテルのオーナー)
パーカーが日常的に彼に電話をかけてきて助言をしてきたが、その中には、セリーヌ・ディオンと契約すべきだというものもあった。
『この女の子(セリーヌ)はカナダから来たんだ。彼女はエンパイア・ステート・ビルと同じぐらいの声量を持っている。彼女は大スターになるよ』『彼女とコネを作ってミラージュ・ホテルで働かせる方法を考えなさい』とトム・パーカーが言ったが、「ミラージュ・ホテルにはジークフリート&ロイがいたから、彼らを追い出すことはできなかった」
参考にした記事↓
Colonel Tom Parker angled to bring Celine Dion to Las Vegas | Entertainment (reviewjournal.com)
映画『エルヴィス』で、日本でも広く名前が知られることとなったトム・パーカーは、金銭的なことなど問題は色々とありましたが、才能を見抜く目はあったのかなと思います。セリーヌ・ディオンがスターになることも予言していたのですね。
トム・パーカーが感銘を受けたセリーヌの「Can’t' Help Falling In Love (好きにならずにいられない)」。その当時とはまた違った歌い方かもしれませんが、エルヴィスのトリビュート番組での歌唱を聴くことができます。
☆エルヴィスのトリビュート TVスペシャル”Viva Las Vegas"より(2007年)
「Can't Help Fallng In love(好きにならずにいられない)」
歌う前に、セリーヌがエルヴィスについて語っています。
"今夜は、史上最高のエンターテイナー、エルヴィス・プレスリーに敬意を表したいと思います。エルヴィスはラス・ヴェガスでした。彼がいなかったら、私のような多くのパフォーマーは、この街で私たちがやっているようなことをするチャンスはなかったでしょう。彼は本当にキングでした。”
☆この曲は、映画『ブルー・ハワイ』で歌われましたが、今回は、『’68 カムバック・スペシャル』のヴァージョンを。
この曲に関しては、過去の投稿をご覧ください。
<エルヴィスがカヴァーした曲>
☆「My Way」
エルヴィスのヴァージョンは過去の投稿をご覧ください。
☆「Blueberry Hill」
一緒に歌っているジョニー・アリディはフランスのエルヴィスと言われていました。この映像の詳細は不明ですが、会話はフランス語ですよね?セリーヌはフランス語が公用語のカナダ・ケベック州出身なので、ケベックの放送か、それか、フランスに行った時のものでしょうか??
この曲のエルヴィス・ヴァージョンは過去の投稿をご覧ください。
☆ジョニー・アリディについてはSuch A Night♪に詳しく書いています。
また何か情報がありましたら、追加します。みなさんからの情報もお待ちしております。