祇園祭、鉾建て始まりました
今日から祇園祭の山鉾建てが始まった。
会社は、長刀鉾の鉾町にある。仕事場の窓から組み上げを見ることが出来る。
祇園祭の時期はいつも雨模様だが、今年は鉾建ての開始日から雨。
組み上げの作業をする職人の方や、鉾町の役員の方々は大変。
雨の為に、大きなブルーシートを上にかぶせて、その下で作業。
鉾の組み立てには釘は使わない。
縄絡み(なわがらみ)=結びや縄がけの回数は各鉾によって違うそうだ。
長刀鉾の保存庫の中では、真柱の組み立てが並行して行われている。
とても長い真柱だが、保存庫がうなぎの寝床のように奥に長いので、作業スペースは十分だ。
ちなみに毎年、お稚児さんの記者発表はこの、長刀鉾保存庫の2階で行なわれている。
組み上げ時に鉾を固定するために、四条通の長刀鉾保存庫前の車道には、
なんと2箇所穴が開いている!
いつもは鉄板で蓋がされているのだ。このおかげで毎年まったく同じ場所に組み上げることが出来る。
祇園祭関係の提灯や行灯などを立てるためにも、四条烏丸界隈には多くの穴が歩道などにも開いている。
いずれも普段は鉄製の蓋がされている。
余談だが、京都市の景観条例によると、この祇園祭を盛り上げている
各種の行灯や、提灯も規制をかけるとかかけないとか・・・
祭りに賑わいを加える、空間演出というものの理解を行政は持たないといけないのではないだろうか。
続きはまた明日。



