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純金を生むバクテリア

$【 未開の森林 】
The Alchemist — William Fettes Douglas (1853)

先月、オーストリアで催されたアート祭での受賞作が「21世紀の錬金術」として注目を浴びました。フラスコの中で泡が沸き、チューブや化学器具で組み立てられた作品は、細菌を使って24カラットの純金を生み出す装置。The Great Work of the Metal Lover (鉱物愛好家の大いなる業)と題され、アメリカ・ミシガン州立大学の教授二人によって制作されました。

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今週末のコンサート

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金曜日の夜、プラハ北部のクラブでコンサートに出演しました。

このバンド「LetMeIn」にキーボード奏者として加入してから1ヶ月半。彼らとの公演は2回目ということで、ドキドキしつつも、やる気満々でした。

キーボード・バッグを肩にかけて家から出発。クラブに着くと最初のバンド「Earl Gray」の5人以外、ほとんど誰もいない。そこでしばらく、チェコ語で歌手とドラマーと会話しました。クラブのPAシステム(音響機器)を担当する男性が、各メンバーと話し合いながら準備するのを興味深く観察。

段々と観客が集まってきて、コンサート開始。「Earl Gray」は5年以上活動しているそうで、さすがに上手い。ギタリストが二人、巧みに演奏し、長髪ヒゲもじゃのベーシスト、若いドラマーも迫力がある。騒がしいロック音楽のなか、歌手の声と歌詞が明らかに聴こえたのが良かった。メロディー重視の曲は、起伏のあるドラマチックな仕上がりでした。

彼らが終わった頃には、クラブはほぼ満員。「LetMeIn」の仲間とステージに上がり、楽器と機器の準備。PAシステム担当の男性から、キーボードの出力が高すぎるということで注意されました。ステージから見ると、大勢の観客が談話したり、笑ったりと、熱気がこもっていました。

コンサート自体は、勢いよく、全力でレパートリーの曲目を走り抜けました。相変わらずウルサいインディー・ロック系。観客は踊り、歌い、手拍子を叩いて楽しんでいました。僕は数曲でシンセサイザーを演奏するほか、海の波や風の音、未来風の電子音といった音響効果を操作しました。アンコール2回で、バンドは弾ける曲を全部演奏しました。

やはり緊張していたのか、あっという間に夜が終わり、路面電車で帰宅。

翌日、クラブからの録音を聴いてみると、なかなか盛り上がったコンサートだったと実感がありました。満足々々。これからまたリハーサルで共同に曲目を練り、次に向かって作曲と練習!

海洋生物のように動く立体作品


フランスの彫刻家ベルナード・レイボス (Bernard Reyboz) のシリーズ作。