こんにちは、土井英司です。

 

中学校の時、仲良くしていた鈴木くんという男の子がいました。

 

勉強はまあまあ、運動もまあまあ、これと言って特徴のない男の子でしたが(ユーモアのセンスは抜群だった)、一つ、彼と接していて感動したことがあります。

 

それは、彼の気持ち良いまでの謝り方。

 

「土井、本っ当に申し訳ない!」

 

当時、プライドの高かった土井には、それが新鮮で、こんな潔い謝り方ができる人間になりたいと、心から思ったものです。

 

人間は、必ず間違います。

 

それは、人間が不完全だからというのと、間違いは、実際に起こるまでわからないから。

 

だから、本当に大切なものを守るため、取り戻すため、時に謝らなければならないことがあるのです。

 

先月、ある編集者に2度不義理されて、その方は2度、エリエスのオフィスに菓子折りを持って謝りに来ました。

 

最近、その方が編集長に昇進したという話を聞きました。

 

本当に成功する人間は、大切なもののために謝ることができる人間なのです。

 

いつか、鈴木くんのように、潔く謝れる人間になりたい。

 

未だ、道半ばです。

 

これからも精進いたします。