こんにちは、土井英司です。

まず何から書けばいいのか、とにかくものすごい
一日でした。
 
今日は、午後からアテネの空港からレンタカーでペロポネソス半島に移動。

ネットの格安レンタカー会社「GOLD CAR」で車を借りたら、空港からレンタカー屋が妙に遠い!
しかも、土井はギリギリシャトルバスに乗れましたが、次の50代のカップルは「5分待て」と言われて置き去りにされました。

ちなみに、ギリシャ人から「1分」と言われたらそれは5分のことで、「2分」と言われたら10分、「5分」と言われたら、20分から30分待たされます(大体5倍すればいい)。もしあの会社にシャトルバスが一台しかなかったら、多分あのカップルがシャトルバスに乗れたのは、30分後です。だって、どう見ても片道10分以上かかってましたから!

レンタカー屋があったのは、空港から遠く離れた、辺鄙な場所。

車体のコンディションチェックも甘くて、のっけから不安になりましたが、まあ、始まった旅には乗っかるしかない!


※本日の愛車 FIAT Panda

ということで、空港から北上し、目的地のナフプリオンへ。途中、コリントスの運河が見たかったので、高速道路を一旦おりて、運河脇のレストランに駐車して、スブラキピタを食べました。

※コリントス名物の運河

※スブラキピタ3ユーロ!安い!

レストランのお姉さんに道をきいて、いざ高速道路に戻ろうとした時、「あれ?車がなんかおかしい!」

レンタカー屋で借りたのがまさかのマニュアル車だったので、初めは「オレのクラッチの繋ぎ方が悪いのか?」と思ったのですが、その割には車体のガタガタが尋常じゃない。

高速道路の入口まで約200mのところで車を道路脇に寄せ、車体をチェックしてみたところ、
「最悪!右のフロントタイヤがパンクしてる!」

ちょうど寄せたところが、ギリシャ正教の祠みたいなのを作っている職人さんのお店兼自宅で、ドアをノックしたらすぐに40代前半と思しき男性が出てきて対応してくれました。

幸か不幸か、高校一年生の時のアメリカ・アリゾナ州へのホームステイで一回(自転車)、アモルゴス島で一回(バイク)、パンクを経験しているので、こんな時の英語表現はバッチリ。

I have a flat tire.(パンクしました)


車を見た男性が、「あー、パンクしちゃったんだね。大丈夫、この先すぐにお店があるよ」と一言。

なんと、車を止めたところからわずか300mのところに自動車整備工場があったのです!ツイてる!

そういえば、大学生の時、茅ヶ崎から天橋立に原付バイクで向かった時も、掛川でパンクして、200m先に自動車整備工場があって助かったのでした。全世界の整備工場のみなさん、本当にありがとうございます。みなさんは素晴らしいお仕事をされています。

これだけ聞くと、なんだか不幸なようですが、もし土井が高速道路を下りずにそのまま走り続けて、同じことが高速道路で起きたら…ゾッとしますね。

やっぱりこれは運がいいと言うべきでしょう。

あまりに流れがスムーズだったため、ロスタイムはわすが15分程度で、F1レーサーがピットインしたような気分。お代も驚きの20ユーロでした。タイヤを新品に交換したのに、まるでドライブスルーのような安さですね。




おかげさまで、目的地のナフプリオンには、予定通り夕方に到着。今はホテルでくつろいでいます。

最後にもう一度書きます。世界中の自動車整備工場のみなさん、みなさんは素晴らしいお仕事をされています!いつもありがとうございます!