成ちゃんこと高緑成治 本日もって益々芳醇なる深みと渋味の増す53歳へ
先ずは先日の3月21日をもってエレファントカシマシ無事デビュー32年目突入おめでとうございます。
今や益々ダンディーに磨きがかかった激渋なる様相を呈しながらも、全く変わらぬスタイルとその佇まいから今もってエレカシ男前担当として正に健在。
訥々として決して多くを語らずいつだって寡黙でクールにありながらも、ひとたびベースを掻き鳴らせば情熱溢れるベースさばきで忽ち見るものを酔わせ、引き込ませ、はたまた鼓舞させ、次の瞬間には心をぐっと掴まれる！
殊に意外にもその佇まいに相反して月島の下町のお風呂屋さんの次男坊に育ったという土地柄もあってか、小学校中学校時代は云わば活発な子であり、運動好きであり、小学校時代は地域の少年野球チームに入っていたりと何しろ巨人軍が凄く好きで、野球観戦にも行くほどの野球少年であったという。
次第に野球に打ち込む情熱は音楽にこそ注がれ
フォークをきっかけにギターを始め
永ちゃんこと矢沢永吉のキャロルによってロックに傾倒しエレキをコピーするほどその魅力に填まり、やがて互いにロックに傾倒する共通項のあったトミとの高校時代の同級生という出会いが繋いだきっかけにより、あの親交を温め合ったお台場寒風摩擦による決起集会を経て、エレファントカシマシのベーシストとして最後に加入したメンバーでもあるけれど、
加入以前から当時既にライブで披露されていた「星の砂」なんかを聴いて衝撃を受け
まず大きな音でステージに立っているのがカッコ良く、何しろミヤジの歌が凄くてとにかく衝撃を受けたというそんなエレファントカシマシの元々はファンでもあった成ちゃんが加入したことによって、ポプコンにソニーのSDオーディションにと破竹の如くみるみるコンテストに受かるようになり、晴れてエレカシがメジャーデビューを果すきっかけとなった重要なる存在でもある！と考えれば、正に成ちゃん無くしてはもしや今のエレファントカシマシはこうして語れなかったかもしれぬ。
ミヤジから云わせればそんな成ちゃんとは
見た目のダンディーさは勿論、何しろクールでありベーシストという職業柄もあってか非常に淡々としていて、素直で信用できる人であり
ストレートに物事を見る人で、全く心が汚れておらず尚且つ市民の視点で色々なことをクールに分析している人である！と嘗てラジオゲストにてミヤジから明かされていたけれど、
ざっと31年、4社のレーベル移籍に事務所の解散にと紆余曲折ありながらも、妻帯し子を持ち
現実を直視せざるを得ない状況を経てきた中でも、こうしてやめることなくエレファントカシマシのいちメンバーとして続けて来てくれたことは、ミヤジこと宮本浩次の如何なるの凄さを信じて疑わず、何よりファンでもあった成ちゃんだからこそ客観視できたのだろうそこにミヤジのいう成ちゃんの素直で信用できるという人柄さえ伺えます。
そんな成ちゃんが昨年による「MUSICA」単独インタビューの中で、30年間の中で一番挫折した出来事は❓に
それは日々思っていることで、ベーシスト的に考えたら全然であり、世の中のプロのベーシストとしての基準から考えてもハナから大したことでもなく、もっと表現出来たらいいのにと思っていると.....またそれは裏を返せばミヤジが求めてくるものがどんどん上がってくるから、それに食らいついて行くのが精一杯の日々である、と答えていた記事は至極印象的なものでした。
そんな成ちゃん・ミヤジ共作クレジットであるダンディーブラザーズのナンバーはどれを取っても大名曲揃いであるけれど
成ちゃん作詞作曲とイントロコード進行にミヤジがメロディをつけ完成されたというエピック期の楽曲「星の降るような夜に」なんかは
ライブでのセットリスト率の高さでいっても、今やエレカシ堂々のアンセムとも云えようそこには時に励まし合い、時には手を取り合って共に歩いて来たそんな「四人」が確かに歌われてもいて、ミヤジもまた共作故の成ちゃんの熱い思いを汲むように、いつもの連中との固い絆をまるで再確認し歌っているかのようにさえ感じます。
エレファントカシマシ32年目、
まだまだ長い坂道を歩いて行こう現在、
ここへ来てミヤジソロプロジェクト絶賛活動中であるけれど、いつだってストレートに物事を見る市民の視点とクールな分析で、
それはそれはミヤジの凄さを信じて疑わず
ソロ宮本浩次を素直に応援しながらも、
自らもまたミヤジの求めるものに応えるべく
それに食らいついていけるようさぞやベースを掻き鳴らす日々であろうそんな成ちゃんの真摯で情熱溢れるベースさばきと、クールでダンディーに奏でるベースラインにまたいつか酔わされる日を心待ちに楽しみにしております！
故にくれぐれも心身共に健やかにあって
いつまでもエレファントカシマシの男前担当としてずっと変わらすクールでダンディーな最高のベーシストでいて下さい！
成ちゃん、トミに引き続き53歳！
お誕生日おめでとう～ 
......................................................................................................................................................
......................................................................................................................................................時には励ましあって 時にはそう手を取り合って 歩こうぜ 歩こうぜ 長い坂道を....................................................................................................................................................
