電磁砲44です。
今回は都会と地方の地域間格差がありとあらゆる分野に及んでいることを書いてみたいと思います。なお、あくまで私見ですのでエビデンスはありません。ご了承ください。
先日、東京に建築設備士の一次試験の試験講習会を受けてきたのですが、その際にエアロレッスンを受けてきました。私が言っている「スタジオ破り」です。
この時、題目の事を痛烈に感じました。都会ではエアロのレッスン一つとってもレベルが違いました。まず、インストラクターさんの数がけた違いです(インストラクターさんのレベルはあまり影響を受けないかと思います、念のため)。そもそも受講者のレベルが高いです。彼らは多くのスタジオを掛け持ちできます。それだけエアロができるスタジオが多いってことなんですね。こうなると、受講者のレベルが跳ね上がりますし、この手の受講者は簡単には引き下がらないです。
自然とレッスンのレベルも上昇します。これはスタジオの数がやはり影響しています。
この手の格差は埋めようがありません。
かつて、平成一桁台のころ、首都機能移転の議論が行われていましたね。いまでも看板が立っていますね。
さて、この首都機能移転の議論は現在はほとんど行われていません。その後も官庁を京都に移転するとか、その手の試みが行われましたが、本格的な首都機能移転議論はほぼ立ち消えたと思っていいでしょう。
話は戻りますが、建築設備士の二次試験講習会は「東京・大阪・福岡・札幌」で行われます。しかも東京は5回行われますが他都市は1回です。また、建築設備士試験実施都市の仙台や名古屋ではこの講習会は行われないんですね。
建築設備士二次試験の講習会は、日建学院や総合学院などの予備校講習を受講しない人にとってはほぼ最後の砦です。そういう意味ではせめて試験実施都市では講習会を実施してほしいと重いところです。これは、おしゃもじ氏もおっしゃっておられましたね。こういうところにも地域間格差を痛感しました。
首都機能移転議論の話に戻すと、日本全体で「首都機能移転って無理だよね」って総意になったということなんですが、今現在日本が抱えている人手不足(特に地域偏在性による人手不足の業界があります)解消のためには、今こそ再び首都機能移転議論を始めた方がいいのではないでしょうか。物価格差、所得格差、年齢格差、高齢化、人員格差どれを見てみても東京一極集中の弊害があるんじゃないのかなぁっていうのが私個人の考え方です。
エアロに代表されるような地域間格差の是正こそが今の日本には必要だと思います。
今回は以上です。