昨日の昼、東京はとにかく暑かったですね。

 

「よし、本屋に行こう」

と散歩をしていると体内から汗が噴き出してくるわくるわ。

 

梅雨の時期は好き、何て言ってましたが地球温暖化でしょうかね、

普通に

「あれ、梅雨終わった?」

って思いました。

 

背中の汗が肌とシャツの糊のような役割を頼んでもないのに遂行し、べったりくっついて離さなかったです。

 

僕の行きつけの本屋はちょっとしたビルの3階に位置し、その横には

「ラーメンスクエア」

称するラーメン屋がたくさん立ち並んでいるラーメン特区みたいなものがあります。

 

12時半くらいに本屋があるビルにつきました。疲れと達成感、体内に残る暑さをも抱え込んでエスカレーターに乗って3階に向かいました。

 

すると、前後5メートルくらいにそれぞれお昼休みだと思われるYシャツを纏ったおっさんがそれぞれ乗っていました。

 

とてもお昼休みに本を買いに来るとは考えにくいですね。

 

「おいおい。まさかこんな暑い日にラーメン食うの?ただでさえこんな汗だくなのにもっと汗かいて加齢臭と汗臭さ、ニンニク臭さのトリプルコンボでOLからめちゃめちゃ嫌われるぞ。」

 

推測通り、おっさんたちは2人とも汗だくのまま「ラーメンスクエア」の中に入っていきました。

 

 

10秒ほど本屋とラーメンスクエアの間に立ちすくんだ後に抱いた感想は

「おっさんってすげえなぁ」でした。

 

こんな日に食いに行くってことはそれなりのラーメン好きだ。

そして、彼らのラーメンに対する熱意に今日の天候なんて関係ないのだ。

OLがどう思うかなんて関係ないのだ。

 

 

 

僕は考えてみれば、いつの日からか何か行動するときに

「他人がどう思うのか」

ということを気にするようになっていた。

 

もちろん、それは大人になって、他人に迷惑をかけないためにある程度必要な感情だとは思う。

 

ただ、自分が本当に好きなものまで他人の目を介在させるのは時に自分の本当の感情に無意識に嘘をつくことになる。

 

「こんなことにハマってる俺、イタくね?」と思われるという視点が本当はハマりたくてもブレーキをかけるのだ。

 

 

いろいろ思われることさえも厭わないようなおっさんたちはやっぱり図太いし(良い意味)、強い。生き様にブレがない。

 

さすがGDP3位のこの国を支えている人たちだな、と尊敬しました。

 

僕もおっさんになったらあんな風にラーメンを食べに行けるかな。

 

いや、OLからの目線とかそういうこと以前に、そもそもあんな暑い日にラーメンはむりだわ。

 

読んでくださりありがとうございました。お願い