ソフトンのマッチングトランスは今は販売されていない様なので記事を書くことにしました。雨森氏が設計・製作してソフトンがトランスケースに組み込んで販売するという形でした。

 

概要

・MT-72 72Ω:4,8,16ΩとMT-128 128Ω:4,8,16Ωの2種類

・磁気特性の優れたカットコアと十分な巻き数を持った巻線の組み合わせにより

 高性能を実現

・高効率なオートトランス方式

・5Hz~50kHz  -1dBの広帯域特性

・MT-128/50W    MT-72/56W 大容量、使い易く、美しい角型化粧ケース入り。

 

    

   トランスケースとMT-128マッチングトランス

 

 

 

    

 

       MT-72の周波数特性

 

 

   

   MT-72の矩形波応答波形 50kHz
 

 

周波数特性は1次インピーダンスの低いMT-72の方がMT-128より優れています。しかしながら、MT-72の周波数特性を見ると最も特性の良い16Ω負荷時に80kHzでー1dBですので、7233SEPPアンプと組み合わせるのは一寸物足りない特性です。

 

今回設計するトランスの1次インピーダンスは190Ωですが、出来れば周波数特性は1Hz~400kHzでー1dB位のトランスを設計したいと考えています。