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エルです。
前回の記事も見ていただき、ありがとうございました
タイトルの話。
遠縁の親戚で、ご夫婦共に75歳を超える方がいる。住まいは、A市にある二階建て7LDK。
バス停は近く、A市の中心部までバスで15分ほどなので、それほど田舎ではないのだが、高齢化が進み、小さなスーパー、魚屋さん、何でもある商店、どれもが閉店してしまった。もちろんコンビニもない。
車検のタイミングで、車は手放すことにし、引越しを考えていると聞いていた。
その後、どうやら名古屋に引っ越すことになったと聞いた。定年まで住んでいて、今は賃貸に出している便利な駅前のマンションに戻るらしい。（2人ともA市出身で、定年後帰郷していた）
息子も名古屋にいるので、その方が何かと安心なのだろうと思った。
しばらくして、引越しの進捗を聞いてみると、名古屋に引っ越すのは諦めて、A市の中心部のマンションを買ったとのこと。
なぜなら、名古屋のマンションの借主が、出ていきたくないと。ご主人は退去費用として、ある程度まとまった額を（3桁万円）提示したが、断られたそうだ。
この時、不動産を少し齧ったことのある私は、以前ふと、そのマンションの借主が、すんなり出ていってくれるのかな、と感じたことを思い出した。
調べたところ賃貸には、普通借家契約と定期借家契約がある。
かいつまんで言うと、普通借家は、賃貸人に正当な理由がなければ、出て行きたくない賃借人を退去させることはできない。
定期借家は期間の定めがあるので、その期間が来たら契約を終了できる。ただ借り手が見つけにくい。
（素人なので、かなり割愛して書いています。間違いがあるかもしれません。詳細はお調べくださいね）
おそらくご夫婦は普通借家で契約していたのだろう。賃借人に出ていかないと言われれば、それを受け入れるしかない。
不動産に詳しい人に言わせると、持ち家を普通借家で賃貸に出したら、もう自分はそこに住めない可能性が高いと思え、と。
親戚のご夫婦は、おそらくもう名古屋の持ち家に住むことはないだろう。
しかし、2人とももともとA市の出身なのだし、暮らしやすいはず。新しいマンションで快適に過ごせるよう祈るばかりだ。
軽い付け心地。
