『もしもし、先生ですか?お久しぶりです。いろいろありまして。今は渋谷に来ています。ちょっと、お願いがあるんですけど・・・』といい、携帯がなるのを待った。


すると、携帯が鳴り、『もしもし、おひさしぶりです。はい、元気にしてます。はい、渋谷です。分かりました。』といい、電話を切り、駅に向かいタクシー乗り場の角に立っていた。





すると、黒塗りの高級車が俺の前に止まった。運転手がドアを開けてくれて車が動く。


ヒロミは、『なんなの?どこ行くの?』、それの繰り返し・・・


俺は、『うるさいから黙るか、降りるか、どっちかにしろ』と言った。



着いたのは、神楽坂・・・・よく政治家なんかが使うとこだ。


俺は、席に通された。


『HIROTO!久しぶりだな!元気にしてたか!』と、嬉しそうに言う。


『会長も元気そうですね。』


『あれ、女が違うじゃないか?つぐみちゃんはどうした?』


会長。。。。。。


『あっ、会長の保養所から出て、それからあってません。彼女の人生もあるってことで、今は学校を出て、会社に勤めているようです。この子は、友達でして。。。今、新潟にいます。』



『新潟か~。』


『会長にお詫びとお礼をと思いまして、突然、コンタクトを取ったんです。』といい、


事情を話、会長の名刺の件、それに御礼を言った。


『最近、訳の分からん奴らが多いからな。特に東京は・・・』といい、会長は電話を入れた。



『御嬢さん、私が直接って訳にはいかないが、ちゃんとしておいたから心配ないよ。』と言った。


ヒロミは、『はぁ~』というだけで、なんのことかもわかっていない様子だった。



すると会長が、『HIROTO、体の方は平気なのか?』と聞いてきた。


『今のところは・・・たまに、それらしき症状はでますが・・・』


『無理はするな。何かあったらすぐに連絡しろよ』と言ってくれた。



『ありがとうございます。明日は吉川さんの墓参りに行ってきます。横浜にも逢わなければいけない人がいるので・・・・』



と、ここまでで、堅い話は終わり、その日は、久々の再会を楽しんだ。








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