遅い、遅すぎる。


あいつの仕事にしては遅すぎる。


何があったんだ?


もう、一時間はたっている・・・・


小鳥が猫にさらわれたか?



でも、あいつのブレーンはそんな事になっても、動じない。


必ず、探しだし仕事はこなす。。。。



二時間・・・・・



三時間・・・・・



俺は、ヒロミに電話を何回か入れたが電波が通じない。


Aの電話も同じ状態だ。。。。



待つしかない・・・・



待ちくたびれたころに携帯が鳴った。


『もしもし。』


『HIROTO!アイテガ、ワルイヨ。ジカンカカッタ。』


『誰だった?』


『オレノトモダチ』


『はぁ、なんだよそれ。』


『オレノ、キャクトルカ、イッテキテ、』


『そうか、悪かったな。金かあったろう?』


『カカッタ。デモ、イイヨ。』

『サッキ、ヤクソクシタ。アイニクル。オレモ、ヤクソクマモッタ。ヤクソクマモッテネ』


『分かったよ。近いうち会いに行くよ。死ぬなよ・・・』といい、電話を切った。



死ぬなよと言ったのは、冗談ではない。アイツらはホントにそう生きているんだ。毎日・・・




つづく



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