面倒な事は、先に終わらせたい俺は、昼に言う事にした。
つぐみにも、目で合図を送った。
『相変わらず食が細いねぇ』と、母が言う。
『ご飯より酒の量が多い生活だったからね』と、余計な事をママが言う。
『ああっ、おふくろ、これ・・・』と、封筒を渡した。
『なにこれ?』と言い中身を見た。
『どうしたのこれ?』と言い俺の顔をマジマジとみている。
『あっ、積立してたやつだよ』と、言った。
つぐみの目は完全にバカって顔をしている。
あればあるだけ使う、俺が積立なんかする訳ない。だから、金は母が管理している。
すると、ママが封筒を取り、『凄いお金じゃん。どうしたの?』と、言っている。
俺は、『真っ当なお金だし、生活費にしてよ』というと、
『つぐちゃん、なんなのか知ってる?』と母が聞いた。
つぐみは『はぁ~』と、答えるだけ・・・
何か言ってくれよ・・・頼むよ。。。
普通の展開。
当たり前の展開。
『いいからそうしてよ』と言うと、
『そういう訳にはいかないでしょ』と、当たり前の返事が返ってくる。
『つぐみ、ホントの事、話してよ』と頼んだ。
俺は、耳元でこの金のことだけだぞ、と言い部屋に戻った。
ゴメン。つぐみ。
頼む・・・・と思いながら・・・
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