保養所に帰る車内で、俺は、つぐみにもう一つお願いをした。



『つぐみ。俺は頑張って病気を治すよ。でも、こればかりは病気に聞かなければ分からない事もある。

つぐみにこんな言い方するのは、失礼だし、別れた男の面倒をここまで見てくれるのは、つぐみしかい

ないと思っている。だから、万に一つ、俺がまた、同じような症状になったら、無理やりでもいいか

ら、病院に叩きこんでくれ。それと、俺の部屋にタンスと、もう一つクローゼットがあるだろ。その、

中に肩から掛ける黒いカバンがある。その中に、もう一冊、通帳と印鑑がある。その中身は、こんな金

額じゃない金が入っている。俺も見たことない金が・・・下ろすのは委任状がいるだろうから、貰って

きた。俺の身分証明は、免許証で大丈夫だと思う。それを、何かあった時は、使ってくれ。』



そういうと、『何でそんなお金があるの?』と聞く。


『話せば長くなるから。。。。でも、誓って悪い金じゃない。。。会長に聞けば多分、意味は分かるか

ら・・・』




そういうと、つぐみは、『でも、大丈夫だよ。これは預かるけど、HIROTOは治るから・・』と言った。



『そうだよ。例えばの話。誰かに言っとかないと気になるからさ』


と、俺は言った。



しかし、この病気は常に、又、なるんじゃないか?という、恐怖心との戦いだ。



俺も、そう思いながらも、つぐみには・・・・・





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