部屋にはいるのも、何か月ぶりなので、変な気分だった。
泥棒にでも入ったような。。。。
でも自宅の匂いというか、雰囲気というか安心できる・・・・
俺は急いで、タンスに行き、二冊ある通帳のうち一冊と印鑑を持って銀行へ向かった。
『何もってきたの?』と、つぐみが聞いてきたので、通帳と答えた。
『勝手に持ってきたら、おばさんに怒られるよ』というので、
『俺の通帳だよ』と言う。
『だったら、おばさんに。。。』と、しつこいので、
中身を見せた。
700万入っている通帳の方だ。
『なんなのこれ?凄いお金じゃない・・・』と、ビックリしている。
俺個人の物だという事を言えば、驚くのも無理はない。
『悪い事したんじゃないよね?』と聞いてきた、。
『だろ!悪い事もしてないし、そう言われると思ったから、自分で来たんだよ。』
そういい、銀行に行って金を下ろした。
つぐみに、『これ持ってて』といい、現金と通帳を渡した。
『なんで・・・?』と聞くので、
『今は、しっかりしてるけど、又、何かあったら分かんなくなるかもしれないから・・・』
といい、それを渡した。
その言葉を聞いた、つぐみは運転しながら一点を見つめ黙ったままだった。
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