俺は、エントランスから外へ出て、あの階段の上にいる。。。。
また、跳ね返されるのか、俺が、勝のか?
勝負だよ・・・・
『ここは危ないから、腕持つよ・・・』と、言う、つぐみ。。。
『持ってもらったら、意味ないだろ。。。。』
『でも。。。。。』と、つぐみは心配する。
『大丈夫だよ。。。何かあったら、また、出直せばいいよ』といい、
俺は、階段を一歩降りた。
これも新たな発見だが、なんでもなく降りる階段も、平らな道を歩くのとは違う。
片足の筋力に廊下で歩いていた時とは、違う力を使う。
たった十数段・・・・
俺の体から汗が噴き出る。
一段、一段の真剣勝負。
一端、途中で膝をつき休んだ。
『よした方がいいんじゃない・・・』と、つぐみが言う。
俺は、話すのも大変な状況で答えられない。。。。
そして、立ち上がり、階段を下りた。
そして、最後の一段・・・・
砂の感触。。。達成感。。。
全てがこの日の為に・・・・・
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