何週間かして、会長が来た。。。
『HIROTO君、久しぶりだね。。。。』
『びっくりしたよ。電話を入れたら、可愛い声の御嬢さんが出たから。。。』
つぐみは、『先日の失礼をお詫びします。』と言っている。
『そういえば、HIROTO君が、決めた場所に奥様の夢が出来上がったよ。』と、言った。
出来たんだ。。。。
何もできなかったけど、、ばあさん出来たみたいだよ。
見てみたいなぁ・・・・
『銀座で鮨を食べに行こうと思って電話をしたんだよ』と会長が言った。
会長は、つぐみと話をしている。
あんなに、恐縮している、つぐみを見るのは初めてだ。
多分、俺の病気の事を話しているのだろう。
『ここはどうだい?』と会長が聞いてきた。
俺は、『あの海には魚はいますか?』と聞いた。
『ああ、いるよ。釣りが好きなのか?』
俺は頷く。
『そうか。じゃあ、今度、一緒に釣りに行ってそれを鮨屋に持っていくか!』と言っている。
俺は、久しぶりに微笑んだ。
『クルマはどこにあるの?』
すると、『家の書庫に止めてあります。』
『ああ、ダメだなぁー。鍵は?』
『多分、おばさんが・・・』
『悪いがお母さんに電話してくれるか?クルマの鍵を渡してくれと』
『わかりました』といい、母に連絡をしている。
『HIROTO君の家に行ってクルマをとって、メンテに持っていってくれ』と言っている。
凄いなぁー
俺の家をまだ覚えているんだーと思いながら聞いていた。
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