そんな日が続く・・・・
どうすればいいかなんて考えもしない・・・
ただ時間だけが、過ぎていく・・・・
そして、また、病院に・・・・・
今、考えると母の状態も限界だったのかもしれな・・・・
『先生、どうしたいいかもう、私・・・・』と、泣き崩れている。
『お母さん』といい、看護師さんにいってどこかへ連れて行かれた。
『入院しようか?』と医院長が言う。
『・・・・・・・』
『もう、話をすることも厳しいんだろ?』
『・・・・・・・』
『このまま行っても・・・分るでしょう・・・』
俺は、言葉を発した。
『終わりにしたい・・・全てを・・・・』
『全てをとはなんのこと?』
『自分を・・・・』
『約束したじゃないか。それだけはしないと、どうしてなんだ?』
『疲れた・・・楽になりたい・・・』
すると、医院長は、『神様みたいなことを言うね?どうして、死んだら楽になるんだい?』
『痛みもなくなるし、考える事もない・・・』
『死んだあとがあって、もっと苦しいかもしれないじゃないか?』
『・・・・・・・』
『それは医学では解明されていないが、あるかもしれないよ』
『入院すれば楽になるの?』
『楽とかの問題じゃない。今の君には必要なんだよ。』
『じゃあ、意味はないよ・・・』
『では、どうする?お母さんだって心配しているじゃないか?』
『それは、いつも思っているよ・・・』
『だったら、家より病院の方がお母さんも安心するはずだ。』
『いや、同じことだよ。』
『そうかなぁー』
『先生、薬を多めに出してくれ・・・』
『それは出来ない。今の自分で管理できないだろ・・』
『わかった。ありがとう。』
そうして、医院長の言葉を無視して俺は一人で病院を出た。
つづく
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