葬式が終わり、約束を果たさなくては思っていた。


すると、会長がそばに来た。


『HIROTO君、こういうことか。残念だ。僕は、奥様との約束が果たせていないことがあるんだ。頼みがあるんだが・・・』

と、会長が言ってきた。


『なんですか?』と聞くと、


『クルマなんだが、今日は使うかね?』


『いや、今日はここに泊まっていきます。僕も約束したことあるんでここで考えようと・・・』


『僕も、クルマを用意はしたが、納得したものではない。僕が用意したクルマにしてきたいんだ』


『あっ。でも、ばあさんも、もういないですし、十分すぎるくらいですから』というと、


『そうじゃない。奥様に言われた事を成し遂げていないということなんだよ』


すごい迫力だ。それくらい、会長も好きだったんだろうな。。。。

『わかりました。どうぞ』といい、鍵を渡した。


『ああ、それから奥様から手紙を頂いた。みんな、ビックリしてどのようにと聞いてきたよ。君は有名

になってしまったね。でも、あの子は、電話もしなければ、会いにも行かないよと言っておいたよ』


『ありがとうごさいます。助かります。』というと、会長は自ら車に乗って走って行った。




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