次の日、ばあさんは凄く体調が悪いようだった。
俺が来た時もそうだったが、それ以上に・・・・
今日はやめておこうと言っても、聞く人じゃない。
俺はクルマに乗ってビックリした。
内装は革張り、こんなクルマ乗ったことないから分からないが、やたらとボタンが付いていた
り、ナビも使い方が分からないようなナビだ。
俺はあまり、詳しく無し、どちらかと言えば走ればいいという感じだから余計なのかもしれない。
会社にいる時も、会社が用意した車だった。
そのクルマに、ばあさんを乗せようと後ろの席のドアを開けると、助手席に乗るという。
好きにさせた。
『バカが。ドライブ行くのになんで後ろなんだ。ババぁとじゃは、恥ずかしいか』といい、
ニヤニヤと楽しそうだ。
『どこ行く?』と聞くと、
『お前が決める事だろ。』と言ってくる。
『自分が行きたいっていったんじゃん』というと、
『そうか、それじゃお前が生まれたとこに行こう』といい、横浜へ向かった。
アクアラインを通ると、『凄いなぁ、綺麗だなぁ』と言っている。
海ほたるによると『こんなになってるのか』と、ビックリしている。
そうだよな・・・この人は贅沢しないで、凄し、何かあれば東京に出る。
ここにはあまり縁がなかったのもわかる。
そして、横浜に入った。俺が生まれた街だ。
ここか。ここか。といい、クルマを止めメインストーリーを歩き出した。
何か食べようと言いだした。何がいいと聞くと、お前がいつも食べているものでいいと言われた
でも、俺は超偏食家だから、ハンバーガーかラーメン位しか浮かばない。それを言うと、ハンバ
ーガーを食べると言いだした。大丈夫かなぁと思いながら、フード店に入りハンバーガーを買い
目の前に出すと、ウンウンと言いながら食べていた。
その後、俺は行くところを決めていた・・・
行って欲しい所をと言った方が正しいかも・・・
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