『お前はこれから計画もなく生きていくのか?』と、ばあさんが言う。
『ない事はないけど、今は、なるようにしかならないかぁ・・・』
『楽しいか?』
『そう言われると、楽しくないかな。最近は・・・』
『なんで、茨をの道を選ぶんだ?』
『性分だよ。多分・・・・』
『HIRORO!頼むから安心させてくれないか?』
『どうしたんだよ?何かあった?迷惑張りだけど、いつものことじゃん。』
『今回ばかりは、そうのいかないらしい。』
『なんだよ、いかないらしいって?』
俺は、ばあさんが作ってくれた味噌汁を飲みながらそう言った。
『お前も知ってるように、うちの子は、早くに死んじまった。じいさんも、それから人が変わったよう
になってしまっただよ。本当は・・・私だって、同じさ。そんな、生活をしていたら、ある日、突然、
じいさんが、お前を連れてきた。最初は、好かなかったけど、お前を見てるうちに、わが子の様に可愛
くなった。』
『気持ち悪るいから!なんなんだよ。らしいって!』
『いいから聞け!それからというもの、お前が横浜に帰ってからは、暇さえあればお前の事を、じいさんと話をしてたんだ。そんな、お前がこんなになってしまって・・・・』
『分かったよ。だからなんなだよ。そうはいかないって?』
『お前が安心させてくれると言ってくれれば、私も言うよ。』
『安心ってなにすりゃいいの?』
『ちょっと生き方を変えるだけでいい・・・』
『ああぁ。そういう事。無理だね。悪いけど・・・それだけは・・・』
『・・・・・・・』
『それをしたら、俺じゃなくなる。吉川さんが教えてくれたことでもあるだから・・・』
『じゃあ・・・・・
と、言って、ばあさんは、とんどもない事を言い出した。
予想だにしないことを・・・
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