そして、2時間経った・・・
『御無沙汰しております。』と言う声がした。
『よく来てくれた。まぁ、上がれ。』とばあさんが玄関でやり取りをしている。
俺は奥の部屋で、ばあさんに言われて、掃除をさせられていた。
なんで、掃除なんだよ。と、思いながら・・・
『おい、お前もこっちにこい』と、俺に声を掛けてきた。勝手だなぁ~と思って、居間にいった。
そこにいたのは、白髪の男性で、年はばあさんより下のような感じの人だった。
『こんにちは』と俺は挨拶をした。
『こんにちは』と返してくる。
『もしかして、この人が先生が言ってた方ですか?』という。
『ああっ、そうだよ。でも、人でも、方っていうほどにはまだなっちゃいないさ』
俺は、何だよと思いながら、誰なんだと思っていた。
『HIROTO、こいつを知ってるか?』とばあさんが言ってきた。
『知りません。すみませんけど・・・』
『吉川さん、当たり前ですよ。知っていたら凄い事だ。』
『知らんのか?案外、お前もものを知らん奴だな。』と、ばあさんが言う。
逢ったこともない人を知ってる訳がない。。。。
『でも、私は、あなたの事をよく知ってますよ』と、男性が言う。
何のことか、全く分からない。
『君が先生の言われたような人か興味があったんですよ。』
何のことか・・・・
誰なんだ・・・・・
それが、この後、分かった時、驚愕する・・・・
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