『私はねぇ。ホントにあんた達が一緒になればいいと、思ってたんだよ。』
と、ママが静かに言った。
『HIROTOもつぐみも二人とも、似た者同士だと思った。』
『私は、子供はいないよ。だから、つぐみがここに手伝いに来てくれることになった時、ホントにうれしかった。』
『HIROTO!憶えてるかい?あんたとの出会いは運命だったんだって今でも思ってるよ。』
『ちょと、店の外に出たら、あんな形で、出会い無理やり店に引きずり込んだ。いつもならしないよあんな事。そしたら、生意気なガキで、私に食ってかかってきて。。。』
『二人とも私も理想の男の子と女の子なんだよ。』
『ごめんなぁ。ママ・・・・』
『あんた、なんでそこまで、やる必要があるの?病気にまでなって、会社にも居場所がどんどん少なくなっていって、なんでそこまでやる必要があるんだよ~』
と、泣いている。
『ママ、無理なんだよ。HIROTOには・・・それが、HIROTOの生き方なんだよ。』
と、ポッリと呟いた。
そこまで、見透かされてたら、もう俺からいう事はない。
また、言えない、、、、、
『つぐみはねぇ。大変な思いをして生きてきたんだよ。あんたと出会う前は・・・』
と、ママが言う。
『ママ!!!』
と、つぐみが、止めようとしたがママはそれを阻止し、話し出した。
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