かけがえのないものを、手放す時・・・



ドスン!



『痛っ!』



ゴロゴロゴローと、缶コーヒーが転がっていく。



『よう!』



『よう!じゃねぇだろ!』



『携帯にしようとしたけど、傷ついたらイヤだから、それにした。』



『なんなんだよ・・・』と、言いながら缶コーヒーを拾い上げた。


『なんなだよは、こっちのセリフでしょう!違う?』


『イヤ、それはあってる。』


『それは?って、じゃあ、何が違うのよ?』


『なんで、缶コーヒー投げたけんだよ』


『喉乾いていそうだから買ってきてあげたんじゃない』


『喉は乾いていませんよ』


『じゃあ、返してよ。』


『イヤだよ。』と言い、すぐさま缶を開け、コーヒーを飲んだ。



終電近くで人の通りも少ない・・・・


何から話していいか分からない。っか、アイツはなんで出てきたんだろうか?





『どうした?』と俺が聞くと、


『はぁ~どうしただって。何か月も連絡なしの人が言える言葉!』というと、


『みなさーん!ここに、女の子を苛める酷い男がいますよーーー!』と、大声で言いだした。


みんな、振り返り俺の顔を見ている。



『おい、やめろ!知ってる奴だっているんだそ!』と言うと、


『みなさーん!ここに自分勝手で女の子の気持ちを全然、考えていない男がいますよーーーー』


とまた、大声で言っている。



『分かった、俺が悪い。だから、勘弁してくれ。』と、訴えた。


『ああっ!すっきりした。』


俺は、ここで、又、何かをされたらたまらないと思い、近くのファミレスに入った。


『久しぶりにあって、ファミレス?』


『コンビニの前に10万する店があればすこでもいいいんだよ。ここが一番近いんだからしょうがねぇ

だろ!大声出されったら困んだよ・・・』
と、思ったが、コイツはファミレスでも関係ないかと思った



物静かに来ることだとばかり思ってた俺は、動揺していた・・・・


つづく


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