俺は、なんだか知らないが、イライラしていた。
つぐみも、それを感じているらしい・・・
でも、何でとも聞かない・・・・
仕事は相変わらずの忙しさだ・・・
遅い時は、3時過ぎという時もあった。
左手に違和感を感じるようになっていたのも、このあたりからだ。
腱鞘炎かな?
などと思いながら、放っておいた。
それから、しばらくして胸を針で刺されているようなチクチクとした痛みを感じた。
つぐみに相談すると、『何で早く言わないのよ。最近、イラついてたけど、それが原因だったの?』
と、聞かれ、『ああっ、それもあるし、仕事もハードだしな。ゴメン』と言った。
『体壊してまで働かなくてもいいんだから、辞めなよそんな会社。明日、病院いこうね。』
『イヤ明日は無理だ。大事な商談がある。』
『あんた、自分の体と商談、どっちが大事なの?』
『仕方ないだろ。』
『仕方ないって何。仕事はたくさんある。でも、HIROTOは一人しかいない、給料が安くても、ちょっと、イヤな奴が仮にいても、仕事はいっぱいあるよ。』
『明日は無理だ・・・』
そういうと、つぐみは、もう何も言わなかった。
数日後、痺れと痛みは激しくなる一方だった。。。。
仕方なく病院へ・・・
あらゆる検査を、入院してまでやった。
病名なし。。。
俺はこの体の変化で何もない事はないと思い、病院を変えて検査した。
その間、づぐみはつきっきりで、いてくれた。
しかし、病名なし・・・
なんだよ、これ・・・
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