俺はそれからというもの、毎日、『シュノミリア』に顔を出した。
つぐみにも逢えて、気を遣わなくていい・・・・
他にも、気を遣わなくてもいいところはあるが、最後には必ずここに来て帰った。
『皆勤賞』だね。と、つぐみは笑ってそう言う・・・
ママは相変わらずというか、人の気持ちをホントに分かってくれる人。なんだが、強引なところが玉に傷だ。でも、ホントにいい人。
お客もみんな、いい人だ。
俺が帰った後に、店を終えた、つぐみが帰ってくる。
もう、数ヶ月、イヤ、何年か、続けていた。
休みには、必ずと言っていいほど、どこかへ出かけ、喧嘩もほとんどしなかった。
よくいう、こんな日が続けばいいのに、という感じだった。
でも、ある日、つぐみが、『HIROROはスーツ着て、カバン持って会社行くけど、サラリーマンでしょ?』
『そうだよ。』
『なんで、そんなにお金があるの?』
『ないよ。お金なんて・・・』
『じゃあ、将来の為にこんな広い部屋はいらないから引っ越ししよう!』
と言いだした。
俺は放っておいた。
ある日、一緒に来てと言って、不動産屋へ入った。
ここにしたからね。
といい、引っ越しやから、何まで、全てやってくれた。
そこで、また、暮らして結婚の二文字が出始めた。
つぐみは店に行く回数を減らし、紙に書いてないだけで結婚生活のように毎日を過ごした・・・
しかし、俺に変化がある事に気付いていた・・・俺と言うより体に・・・・
近づいてくる・・あいつらが・・・
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