つぐみは、店でなんでなんだろうという態度だった。
もっと、愛想よく出来る子なのに・・・
と思っていると、ママが、
『つぐみ、もういいよ。つぐみでこれからは手伝って頂戴。』といった。
店には今でこそわかるが、常連がというより毎日のメンバーが揃っている。
みんな、唖然としていた。
すると、『ママ、いいの?』と、つぐみが聞いた。
『いいよ』と言う。
俺を含めて、何の事か分からない。
するとママがこうみんなに行った。
実はこの子の母親に言われて、変な男に騙せれないようにしてあげてね!と、頼まれたらしい。それで、ママは、つぐみに必要最低限以外の事は、話をしないように、後は相槌を打っていればいいからと言って、ここで働いているらしい。それ以外にも話せない事があるんだけど、そういう事。だから、それを解禁しま~す!
と言った。
そう話すと、『なんで解禁すんの?』と例のザリさんが聞いた。
『当たり前だろ。つぐみを任せられる人が出来たからだよ。』と言った。というより、言いやがった。
一斉にみんな、俺の顔を見る。
『なんにのなかった。なんにもしてないから誤解だ』と、弁解する俺。
ママは大笑いをしながら、楽しそうだ。
俺はつぐみ目当ての客が、嫉妬するだろうと思っていたが、みんな笑顔だった。
ふざけんなよ・・・何でこんな展開になるんだと思いながらビールを飲み込んだ。
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