もう酒も抜けたので、俺が運転した。
すると、『やっぱり、女の子は助手席だよね。』とか、寝ぼけたこと言っている。
と思ったら、『女で今日入れてのは私だけのはずだ。運も倍増するはず。』
とか、自分の都合のいいようにしか考えない。
困った奴だ。。。。
すると、さっきの処で観光ガイドを貰ってきたらしく、『ここ面白そうじゃない?』と聞いてきた。
青島・・・・
その名は何ともないが『鬼の洗濯岩』に興味を持ったらしい。
『鬼も洗濯すんだね。でも、パンツ一枚だけだよね。』と、真剣に言っている。
『さっき通ってきたとこじゃないかなぁ』
『あっ!ずるい。自分だけ見たんだ。私が運転してる隙に・・・』
『隙にてことはないけど、海岸線通ってきたんだからめにはいるでしょ。』
『ここに行く。絶対、行く。』というので、そこへ向かった。
その途中、トイレに行きたいというのでコンビニに止まった。
これが、のちのち後悔のもとになるとは・・・・
行ってみれば、ただの海岸線。
でも、それが砂浜ではなく、岩で何メートルも続いている。
しかもその岩が波を打っているのだ。
自然の力というものは凄いなと思った。
かなり離れたところから、『HIROTO~』と呼んでいる。
『やっぱりさ、海って言ったら海水浴だよね。』
『そうだけど、ここは泳ぐとこじゃないよ。』
『やっぱりさ、男も体つきとか気にすんの?』
『多少はね。俺は週に3回くらいジムに言ってるからそうでもないけど、酷い奴もいるよ』
と言ってしまった。
『じゃあ見せてよ。』、『はい!』といい、Tシャツを捲りあげた。
『男なんだから、Tシャツなんか捲ってないで脱ぎなよ。』
『別にいいけど・・・』といい、Tシャツを脱ぐと、そのTシャツを取り、走り出した。
安心してた俺は、直ぐに対応できず『おい!返せよ』といい、追いかけるしかなかった。
追いかけたのはいいが、間に合わなかった。
づぐみは、俺のTシャツを海水に浸し、さっき寄ったコンビニはトイレではなく、洗濯石鹸を買っていた
のだ。
『多分、横浜の女の子で鬼の洗濯岩でホントに洗濯したのは私しかいないどろうね。』といい、
喜んでいる。
俺は、『おめでとう!』といい、裸のまま車に向かった。
すると、『洗濯終了ーーーー!』と言う声が、後ろから聞こえた。
おもしろい奴だ・・・・怒る気にもならないという感覚の俺がいた。。。。
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