俺は、病院に行き医院長に全てを話した。
解っていたことだが、答えはNO!
しかし、俺は決めていた。
自分のやるべきことを・・・
俺は医院長に、『分かってるよ先生。でも、今回は意地でもなんでもない』
『もし、調子が悪くなったりしたら、直ぐにやめる。それは一日目だろうが一週間だるうが、無理はしないし、今の俺には無理は出来ないから・・・』
医院長は、『なんで、そこまで執着するんだ。』と言った。
『執着じゃないよ。自分一人では無理かもしれないが、正してくる。間違いを・・・』
それ以上、医院長は何も話さなかった。
言っても無駄だと感じたんだろう。
俺には責任がある。会社にではなく、一人でも俺の為につらい思いをした人間がいるんだ。
こういうと、カッコつけてると言われるかもしれないが、ホントにそう思っていた。
最後に、医院長が、『手の痺れ、胸の痛みはどうなんだ?』と聞いてきた・・・
俺は、『相変わらずあるよ。目眩や過呼吸はないけど・・・』と話した。
『相当な、ストレスを感じるはずだから、もし精神的に自分でそう感じた時は、セニランという薬をもう一錠飲むんだ。でも、薬は10のストレスをゼロには出来ない。いいとこ6くらいだ。それでも、ダメなら直ぐにストップだ。』
『ああっ。分かったよ。』
といい、俺は笑顔で診察室でた。
精一杯の強がりなのかもしれない。
やっぱり、意地っ張りなのかなぁ・・・
と思いながら、明日から出社することを会社に連絡した。
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