2019年5月、車いすの父と一緒に日本一周クルーズに行ってきました。
いろいろな方のブログ情報で助けられので、車いすでクルーズ参加を考えていらっしゃる方の参考になればよいなと思いブログアップします。
 

「車いす利用」という言葉はもちろん知っていましたが、実際に「車いす利用」と言っても、ひとくくりにするのはむずかしい。

 

今回は「歩けるけれど、スピードが著しく遅い。上半身を自力で保持できる、サポート側の倍の体重100キロ大柄の利用者」という我が家のケースです。

 

 
大黒ふ頭で、車いすの父と合流しました。
父のスーツケースと、歩行補助のための三輪車も一緒に受け取ります。
 
スーツケースと三輪車を同時に動かすのがむずかしいっ(汗)
 
わたしは父の車いすを押し、娘がスーツケースと三輪車を同時に運びます。
 
乗船手続きの為に、ポートの中に入ります。見送りの方も、ここでお別れです。
 

 
入り口にはウエルカムドリンクなども用意されています。
洗面所もバリアフリーのトイレがあり、車いすも問題なく進めます。
 
この先で出国手続きや、クルーズカード用撮影などがあるので時間がかかります。一度中に入ってしまうと、船の部屋にたどり着くまで洗面所はありません。
(洗面所の場所確認って、車いすで旅行中とっても大切な情報なのです)
 
乗船手続きには、パスポートとクルーズカード(事前に送られてくる)の提出が必要です。
 
一人一人写真をその場で撮って、船のデータに入れていきます。
 
この時、うっかり父は帽子をかぶったまま写真を撮ったのですが、これが後でトラブルのもとになりました。
帽子をかぶったままの写真を撮ってしまった父(係の人が言ってくれなければ、わからない💢)は、
乗船時にセキュリティでひっかかってしまいました。
 
6階にあるフロントに行って、帽子無しの写真撮影をするように、と言われ、その場は了承して乗船できました(が、その後もスムーズにはいきませんでした (涙)
 
乗客でごった返しているエレベーターの列に並び、なんとか自分の部屋がある階へ。
 
エレベーターを降りた我々の目の前に待っていたものは・・・
 

 
乗客の部屋に運び込まれるために、積まれているスーツケースの山(涙)
 
スーツケースがひっかかって、車いすを押して前に進めない(涙)
 
しかもバリアフリーの部屋がエレベーターからめちゃ遠い(怒) ← これちゃんと考えて作ってほしい
 
そして絨毯がフカフカすぎて、100キロの車いすが絨毯に沈んでしまう(涙)
 
まずい、スーツケースがすべてなくなるまで部屋には入れないかもしれない・・・とあきらめかけた時、
ごっつい体格のクルーが助けてくれました。
 
車いすを押してすすむ私たちの邪魔になるスーツケースを、バシバシと持ち上げてどけてくれました。
 
ありがとーーー、ほんとに困っていたのーーーーとその後ろ姿をつい拝んでしまった✨
 
ほんと助かりました、人の情けが身に染みる車いすの旅です。
  
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